【ハムスター】の意外すぎる語源・由来 |
ハムスターの意外な語源・由来は「強欲で大食い(hamstra)」です。 「hamstra」とは、1100年〜1450年頃に使われたドイツ語の方言で、中高ドイツ語と言われています。 この中高ドイツ語の「hamstra」が語源という説が有力です。 |

【ハムスター】の学名 |
Cricetinae |

【ハムスター】英語表現 |
hamster |

【ハムスター】中国語表現 | |||
田鼠(tián shǔ) | 大鼠(dà shǔ) | 腮鼠(sāi shǔ) | 仓鼠(cāng shǔ) |

【ハムスター】寿命 | 2年〜3年 |
【ハムスター】ギネス長寿記録 | 4年半 |


【ハムスター】意外すぎる語源・由来

語源・由来
- ❶中高ドイツ語「hamstra(ハムスター)」説
- ❷ドイツ語「hamstern(ハムステルン)」説
ハムスターの語源・由来には定説はありません。
中高ドイツ語の「hamstra(ハムスター)」説が有力とされています。
その1(中高ドイツ語「hamstra(ハムスター)」説)
中高ドイツ語の「hamstra(ハムスター)」に由来するという説です。
「hamstra(ハムスター)」の意味 |
強欲で大食い |
中高ドイツ語は、1100年-1450年頃にドイツの中部・南部で話されていた方言です。
ハムスターの食べ物を溜め込む習性から、強欲で大食いという意味の「hamstra」が「動物のハムスター」にも使われるようになりました。
ちなみに、「hamstra」 は、スラヴ語の「chomestoru(ハムスター)」に由来しています。
「chomestoru」は、ロシア語の「chomiak(ハムスター)」とリトアニア語の「staras(地リス)」が合わさってできた言葉です。
その2(ドイツ語「hamstern(ハムステルン)」説)
ドイツ語で「溜め込む」という意味の「hamstern(ハムステルン)」に由来する説です。
「hamstern(ハムステルン)」の意味 |
・蓄える ・溜め込む ・貯金する |
ハムスターは、頬にある袋(頬袋)に餌を溜め込みます。
この特徴から、溜め込むという意味の「hamstern(ハムステルン)」が「動物のハムスター」にも使われるようになりました。
ただし、「hamstern」という言葉は、食べ物を溜め込むハムスターの習性に由来するという逆の見解もあります。
【ハムスター】の学名

【ハムスター】は、哺乳綱齧歯目キヌゲネズミ科の24種類の総称です。
学名は「Cricetinae」です。
ハムスターの種類ごとに学名もついています。
学名 | |
ハムスター | Cricetinae |
ゴールデンハムスター | Mesocricetus |
ジャンガリアンハムスター | Phodopus sungorus |
キンクマハムスター | Mesocricetus auratus |
ロボロフスキーハムスター | Phodopus roborovskii |
【ハムスター】の歴史

ハムスターが最初に発見されたのは、1839年のシリアのアレッポ地方です。
1930年にイスラエルの大学教授が捕獲し、繁殖に成功。
その後、イスラエル→イギリス→アメリカ→日本へと渡り、実験やペットとして用いられるようになりました。
日本に渡ってきたのは1939年頃で、当初は歯の研究用のためでした。
現在存在するハムスターは全て、イスラエルで捕獲されたハムスターの祖先と言われています。
【ハムスター】の英語表現(hamster)

「ハムスター」の英語表現は「hamster」です。
【ハムスター】の英語表現 |
hamster |
I have a hamster. |
私はハムスターを飼っています。 |
【ハムスター】中国語表現

「ハムスター」の中国語表現は次のようになります。
【ハムスター】の中国語表現 |
・田鼠(tián shǔ) ・大鼠(dà shǔ) ・腮鼠(sāi shǔ) ・仓鼠(cāng shǔ) |
他有一只仓鼠. |
彼はハムスターを飼っていました。 |
【ハムスター】の寿命とギネス記録

ハムスターの寿命は2年〜3年です。
ハムスターの寿命 |
2年〜3年 |
世界には24種類ものハムスターがいますが、どの種類も寿命は2年〜3年です。
ハムスターの長寿ギネス記録があり、イギリスには4年半生きたハムスターがいたそうです。
寿命が短いハムスターですが、人間と比較するとどのくらいの年齢なのでしょうか。
【ハムスター】の年齢換算

ハムスターの成長は、人間の30倍の速さといわれています。
成人するのに要する時間は、なんと2ヶ月です。
ハムスターの年齢 | 人間の年齢 |
2ヶ月 | 18歳 |
6ヶ月 | 28歳 |
1年 | 33歳 |
2年 | 74歳 |
3年 | 100歳 |
ギネス記録の4年半となると、120歳ほどとかなりの長寿となります。
【ハムスター】の人気の種類と性格

人気の種類と性格
- ❶ゴールデンハムスター
- ❷ジャンガリアンハムスター
- ❸キンクマハムスター
- ❹ロボロフスキーハムスター
世界には24種類のハムスターがいますが、ペットとして人気のあるのは4種類です。
その1(ゴールデンハムスター)
ゴールデンハムスターは最もポピュラーなハムスターです。
人懐っこく、温厚でおっとりとした性格なので、とても飼いやすく人気があります。
人に懐きやすいので、手のひらにのせて遊びたい方にはぴったりの種類です。
ただ、縄張り意識が強いので、多頭飼いをするときはゲージを分ける必要があります。
その2(ジャンガリアンハムスター)
知名度、人気ともゴールデンハムスターと並ぶのがジャンガリアンハムスターです。
基本的には穏やかでおとなしい性格ですが、個体差が激しく、活発な子も多いです。
購入するときは行動をチェックしたり、触れ合ってから決めるのがベストです。
その3(キンクマハムスター)
キンクマハムスターは、ゴールデンハムスターが品種改良された、全身がクリーム色のハムスターです。
温厚でおっとりとした性格で、飼育しやすいので初心者にも人気があります。
ただ、縄張り意識が強いので、多頭飼いをするときはゲージを分ける必要があります。
その4(ロボロフスキーハムスター)
ロボロフスキーハムスターは、飼育されるハムスターの中では最も小さいハムスターです。
臆病で警戒心が強い性格なので、手のひらにのせて遊ぶなどのスキンシップは苦手です。
縄張り意識がそれほど強くないので、多頭飼いをしたい方にはぴったりです。