【ホッチキス】正式名称は〇〇/語源・由来は企業の社名だった

ハルちゃん
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この記事では【ホッチキス】の次のことについてお伝えします。
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正式名称
語源・由来
歴史
正しい呼び名/何語かも解説
英語表現
ホチキスの種類
おすすめの種類
別の呼び名
企業の社名や商品名が一般名称化したもの
 

【ホッチキス】正式名称
ステープラ

 

【ホッチキス】の語源・由来
日本に初めて輸入されたホッチキスの製造会社名がアメリカの「ホッチキス社」だったことに由来

 

【ホッチキス】の英語表現
stapler

 

【ホッチキス】の別の呼び名
ジョイント ガッチャンコ

 

より詳しくは記事をお読み下さい。
みーちゃん
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【ホッチキス】の正式名称は〇〇

ハルちゃん
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この章では【ホッチキス】の正式名称をお伝えします。

 
【ホッチキス】の正式名称は「ステープラ」です。
  
国家基準の一つである「JIS規格(日本産業規格)」では、「ステープラ」と正式名称が定められています。
  
ちなみにステープラの針(ホッチキスの針)は、JIS規格では「ステープラ用つづり針」です。
  
一般には「しん・はり・たま」と呼ばれ、「ステープル」という呼び名もあります。
 

一般的な呼び名 正式名称(JIS規格) 珍しい呼び名
ホッチキス・ホチキス ステープラ 紙綴器(かみつづき)
ホッチキスの針・芯・玉 ステープラ用つづり針 ステープル

 
世の中では「ホッチキス」の呼び名が定着しています。
  
「ステープラ」はなぜ「ホッチキス」と呼ばれるようになったのでしょうか。



【ホッチキス】の語源・由来は企業の社名だった

この章では【ホッチキス】の語源・由来をお伝えします。
みーちゃん
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語源・由来

     

  • ❶語源・由来となった企業の社名とは
  • ❷都市伝説的な語源・由来(機関銃説)

【ホッチキス】の語源・由来となった企業の社名とは

 
【ホッチキス】の語源・由来となった企業の社名は、アメリカの「ホッチキス社」です。
  
日本で初めてホッチキスが販売されたのは、1903年(明治36年)です。
  
この時に販売されたのが、アメリカのホッチキス社の商品であるステープラでした。
  
ステープラには「HOTCHKISS No.1」と社名が書かれていたため、それが定着し「ホッチキス」と呼ばれるようになりました。
  

【ホッチキス】の都市伝説的な語源・由来(機関銃説)

 
【ホッチキス】の語源・由来は「機関銃」に由来するという都市伝説的な説です。
  
ホッチキスは、針が連続して打ち出されるところが機関銃と似ています。
  
このことから、機関銃の発明者である「ベンジャミン・B・ホッチキス」に由来するという説です。
  
ですがホッチキス社の社名は、創業者である「ジョージ・ホッチキス」と「イーライ・ハベル・ホッチキス」親子から取られたものです。
  
機関銃の発明者である「ベンジャミン・B・ホッチキス」とは関係ないとされています。



【ホッチキス】の歴史

ハルちゃん
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この章では【ホッチキス】の歴史についてお伝えします。

歴史

     

  • ❶発祥の地はフランス
  • ❷開発の歴史
  • ❸日本で使われるようになったのは明治時代

発祥の地はフランス

 
ホッチキスの発祥地はフランスです。
  
18世紀頃のフランスでホッチキスの原型が誕生し、紙の普及とともに開発が進みました。
  
現在主流となっているホッチキスの原型を作ったのは、アメリカのホッチキス社です。
  

開発の歴史

開発者 特徴
1850年代 ハイマン・リップマン アイレットマシン(ハトメ(アイレット)を打ち込む紙綴器)
1866年
1867年
ジョージ・マギル ・真鍮製のつづり針
・紙束につづり針を通す穴を開けるプレス機
1877年 ヘンリー・R・ヘイル 1度に針刺しと折曲げを行える紙綴器
1879年 針を本体に内蔵し、連続して紙を綴じられるタイプ
1940年代 成形されたつづり針を本体に内蔵し、連続して紙を綴じられるタイプ

  

日本で使われるようになったのは明治時代

 
ホッチキスが日本で使われるようになったのは、1900年代です。
  
1903年(明治36年)に伊藤喜商店(現:株式会社イトーキ)がアメリカから輸入販売したのが始まりです。
  
大正3年には大量に輸入されるようになり、大正7年には伊藤喜商店、堀井謄写堂(現:ホリイ)が国内で製造を始めます。
  
その後改良が重ねられ、現在一般的に使われているホッチキス(10号ステープラー)を製造したのは山田興業(現:マックス)です。
  

「ホッチキス」と「ホチキス」の正しい呼び名とは/何語なのかも解説

この章では「ホッチキス」と「ホチキス」の正しい呼び名と何語なのかを解説
みーちゃん
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正しい呼び名

     

  • ❶「ホッチキス」と「ホチキス」の正しい呼び名とは
  • ❷「ホッチキス」は何語なのかを解説

「ホッチキス」と「ホチキス」の正しい呼び名とは

 
「ホッチキス」と「ホチキス」は、どちらも間違いではありません。
  
正式名称ではありませんが、どちらも世の中に定着している呼び名です。
  
新聞用字用語集やNHKでは「ホチキス」で呼び名が統一されています。
  

「ホッチキス」は何語なのかを解説

 
ホッチキスは何語でもなく、アメリカ人の人名です。
  
ホッチキス社の創業者が、ホッチキスさんなのです。



【ホッチキス】の英語表現

ハルちゃん
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この章では【ホッチキス】の英語表現をお伝えします。

英語表現

     

  • 「stapler(ステープラー)」

 
「ホッチキス」の英語表現は「stapler(ステープラー)」です。

【ホッチキス】の英語表現
stapler

  

【ホッチキス】の種類

この章では【ホッチキス】の種類をお伝えします。
みーちゃん
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ホッチキスは針の大きさにより3種類に分けられます。

【ホッチキス】の種類
小型 ・10号の針を使うタイプ
・一般によく使われるホッチキスで紙を20枚〜30枚程度閉じることができる
中型 ・3号(日本のJIS規格)35号(アメリカの規格)の針を使うタイプ
・コピー用紙を30枚程度まで綴じることができる
大型 ・1号、12号の針を使うタイプ
・コピー用紙50枚〜250枚を綴じることができる(50枚以下は綴じることができない)
・枚数が多くなると綴じるのにかなりの力が必要になる為、電動式が多い

  

【ホッチキス】おすすめの種類

この章では【ホッチキス】おすすめの種類をお伝えします。
みーちゃん
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おすすめの種類

     

  • ❶針なしホッチキス
  • ❷かわいいホッチキス
  • ❸大型厚手ホッチキス

針なしホッチキス

 
針がなくても紙を綴じられるタイプのホッチキスです。
  
針がないので指に刺さって怪我をする心配もなく、そのままシュレッダーにかけることもできます。
  
針を補充する必要がないので手間もかかりません。
  

かわいいホッチキス

 
ホッチキスの特性を生かした、かわいいホッチキスです。
  
ホッチキスを使うたびに、動物がご飯をカリカリ食べているような仕草をします。
  
デスクに置いてあれば癒されそうです。
  

大型厚手ホッチキス

 
一般的なホッチキスは、20枚程度しか紙を綴じることができません。
  
大型で厚手タイプのホッチキスは、200枚程度の紙を綴じることができます。
  

【ホッチキス】の別の呼び名

ハルちゃん
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この章では【ホッチキス】の別の呼び名をお伝えします。

別の呼び名

     

  • ❶ジョイント
  • ❷ガッチャンコ

 
「ホッチキス・ホチキス」は世の中に定着している呼び名です。
  
東北の一部の地域では、別の呼び名があります。

ジョイント

 
宮城県や山形県の一部の地域では、「ホッチキス」を「ジョイント」と呼びます。
  
ホッチキスの国内シェアNo.1であるMAX株式会社。
  
昔、MAX株式会社製のホッチキスで、「ジョイント」という商品名のものがあったそうです。
  
このなごりで、一部の地域では「ホッチキス」を「ジョイント」と呼ぶそうです。
  

ガッチャンコ

 
青森や岩手などの北東北地方では、「ホッチキス」を「ガッチャンコ」と呼びます。
  
ホッチキスで紙を綴じるときの音から、この呼び名がついたのではないかと言われています。
  

企業の社名や商品名が一般名称化したもの

この章では【ホッチキス】のように会社名や商品名が一般名称化したものをお伝えします。
みーちゃん
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会社名や商品名が一般名称化したもの

     

  • ❶バンドエイド
  • ❷クリネックス
  • ❸ゼロックス
  • ❹ポストイット

その1(バンドエイド・Band-aid)

 
バンドエイドの正式名称は「絆創膏」です。
  
実は「バンドエイド」は、アメリカの製薬会社「ジョンソン・エンド・ジョンソン」の商品名なのです。
  
どちらも普通に使われるので「バンドエイド=絆創膏」と思われがちです。
  

その2(クリネックス・Kleenex)

 
「クリネックス」は、アメリカのキンバリークラーク社から発売されたティッシュペーパーの商品名です。
  
「クリネックス」の正式名称は「ティッシュペーパー」となります。
  
アメリカやイギリスなどの英語圏では、「クリネックス」が一般名称化していて「ティッシュペーパー」の意味で使われることがあります。
  

その3(ゼロックス・Xerox)

 
「ゼロックス」は、アメリカの事務機器メーカーの名前です。
  
アメリカでは「ゼロックス」が一般名称化していて、「コピーをとる」ことを「ゼロックスする」と言うことがあります。
  
日本も同じで、昭和30年代くらいまでは同じように「ゼロックスする」が使われていました。
  

その4(ポストイット・Post-It)

 
「ポストイット」の正式名称は「付箋」です。
  
「ポストイット」はアメリカの3M社が発売している付箋の商品名です。




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