「ほのぼの」の意味・由来・語源を解説!漢字で書くと「仄々」

ほのぼの(仄々)の意味・由来・語源・漢字についてまとめています。
みーちゃん
みーちゃん

詳しくは記事に書いてありますので、お読み下さい。



ほのぼのの意味とは

ほのぼのの意味は、このようになります。

・かすかに明るくなるさま
・ほんのりと、心の暖かみが感じられるさま
・わずかに聞いたり知ったりするさま
・かすかに。ほんの少し。

日常では「ほんのりと、心の暖かみが感じられるさま」の意味で使われる事が多いです。
  

ほのぼのの由来は夜がかすかに明けていく様子

ほのぼのは、夜がかすかに明けていく様子に由来しています。
  
ほのぼのは、「ほのか」と言う言葉を繰り返した言葉で、源氏物語にも登場する古い言葉です。
  
現在では「心の暖かさが感じられる様子」を意味することが多い「ほのぼの」
  
元々は、「夜がかすかに明けていく様子」を意味していました。
  

ほのぼのの語源となった「ほのか」の意味

ほのぼのは「ほのか」という言葉を繰り返した言葉です。
  
「ほのか」は、ほのぼのの語源であり、意味はこのようになります。

・わずかに認められる
・心や意識がぼんやりしている
・量や程度がわずか

「ほのか」は漢字で書くと「仄か」となります。
  

ほのぼのを漢字で書くと

ほのぼのを漢字で書くと「仄々」・「仄仄」となります。
  
ひらがなで表記することが多いので、見慣れない漢字ではないでしょうか。
  
「仄」という漢字は、「ほのか・かたむく・かたわら・いやしい」と読むこともできます。
  



ほのぼのの類語・言換え

ほのぼのの類語・言換え その1(心の暖かみを感じられる意味の類語)

 
「様子が穏やかで、心の暖かみを感じられる」という意味の類義語です。

和やかな・穏やかな・おっとりとした

 

ほのぼのの類語・言換え その2(程度が僅かなことを意味する類語)

 
「程度が僅かなこと」という意味の類義語です。

薄ら・うすうす・ほんのり

 

ほのぼのの使い方・例文

ほのぼのの使い方・例文 その1

 

愛犬と一緒にいると、ほのぼのとした気持ちになる

可愛い愛犬と一緒に過ごすと、癒されるし心が和みます。
  
このように、心の暖かみが感じられることを表現したいときに使われます。
  

ほのぼのの使い方・例文 その2

 

空がほのぼのとしてきたので、そろそろ夜が明ける

空がかすかに明るくなってきた様子は、ほのぼので表現することができます。
  

ほのぼのの英語表現

ほのぼのの英語表現 その1(heartwarming)

 
「心温まる・うれしい」という意味の単語です。
  
ほのぼのの「ほんのりと、心の暖かみが感じられる」という意味の英語表現です。

A nice and heart warming story.
ほのぼのと心暖まる素敵な話

ほのぼのの英語表現 その2(pleasant)

「楽しい・快適」という意味の単語です。
  
ほのぼのの「ほんのりと、心の暖かみが感じられる」という意味の英語表現です。

Today was a pleasant day.
今日はほのぼのとした良い日だった

 

ほのぼのの英語表現 その3(dimly)

「薄暗く・ぼんやりと・かすかに」という意味の単語です。
  
ほのぼのの「程度が僅かなこと」という意味の英語表現です。

To be seen dimly.
かすかに見える

 

ほのぼののフランス語表現

ほのぼのをフランス語にすると、このように表現することができます。

フランス語 日本語
eclaire faiblement ほのぼのと明るい
lentement ゆっくりと
tranquillement のんびり

源氏物語に登場する「ほのぼの」

源氏物語とは

 
源氏物語は平安時代に紫式部によって書かれた、世界最古の長編小説。
  
主人公は、イケメン・モテ男で有名な光源氏です。
  
20ヶ国以上の言語に翻訳され、世界的に高い評価を受けているようです。
  

源氏物語に登場する「ほのぼの」

 
「ほのぼの」という言葉は古くから使われていて、源氏物語にも登場しています。

ほのぼの見つる

源氏物語の中では、このように「ほのぼの」が使われています。




Follow me!

PAGE TOP