【いくら】語源は意外にもロシア語に由来/漢字表記と筋子との違いも解説

ロシア語では、魚の卵を「Икра(ikra)」と言います。
これが、【いくら】の語源です。
みーちゃん
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ハルちゃん
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この記事では【いくら】の次のことについてお伝えします。
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語源・由来
ロシア語表現
漢字表記
英語表現
中国語表現
【いくら】と「すじこ(筋子)」の違い
旬の季節
【いくら】の2つの種類と違い
価格・値段
【いくら】の作り方
 

【いくら】の語源・由来
語源は、ロシア語で魚の卵という意味の「Икра(ikra)」に由来
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【いくら】のロシア語
魚の卵 イクラ икра(イクラー)
鮭の卵 赤いイクラ красная икра( クラースナヤ・イクラー)
キャビア 黒いイクラ чёрная икра (チョールナヤ・イクラー)
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【いくら】の漢字表記
鮭卵
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【いくら】3つの英語表記
salmon roe salmon caviar red caviar
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【いくら】2つの中国語表現
咸鲑鱼子 鲑鱼子
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【いくら】旬の季節
9月〜11月
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【いくら】の別名
はらこ バラ子
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より詳しくは記事をお読み下さい。



【いくら】の語源は意外にもロシア語に由来

この章では【いくら】の語源・由来をお伝えします。
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語源・由来

     

  • ❶語源は意外にもロシア語に由来
  • ❷【いくら】のロシア語表記
この章では【いくら】の語源・由来をお伝えします。
みーちゃん
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【いくら】の語源は意外にもロシア語に由来

 
「いくら」の語源は、ロシア語の「Икра(ikra)」に由来しています。

「Икра(ikra)」の意味
・魚の卵
・小さく粒々したもの

元々日本では、「いくら」と「筋子」を区別する名称がありませんでした。
  
ロシア人が粒状にほぐした鮭の卵を「いくら」と呼んでいるのを日本人が見たことから、日本でも「いくら」という名称が広まりました。
  
いくらは、ロシア由来の外来語です。
  

【いくら】のロシア語表現

 
いくらは、ロシア語で「魚の卵」という意味です。
  
鮭の卵は「赤いイクラ」、キャビアは「黒いイクラ」と呼ばれます。

【いくら】のロシア語
鮭の卵 赤いイクラ красная икра( クラースナヤ・イクラー)
キャビア 黒いイクラ чёрная икра (チョールナヤ・イクラー)

 

【いくら】の漢字表記

ハルちゃん
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この章では【いくら】の漢字表記をお伝えします。

 
「いくら」は「鮭卵」と漢字表記されることがあります。

【いくら】の漢字表記
鮭卵



【いくら】3つの英語表現

英語表現

salmon roe salmon caviar red caviar
この章では【いくら】の3つの英語表現をお伝えします。
みーちゃん
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【いくら】には3つの英語表現があります。
 

その1(salmon roe)

 
いくらの英語表現①は「salmon roe」です。

【いくら】の英語表現①
salmon roe

「salmon」は「鮭」、「roe」は「魚の卵」という意味です。
  
「salmon roe」はイクラだけでなく、筋子という意味でも使うことができます。
  

その2(salmon caviar)

 
いくらの英語表現②は「salmon caviar」です。

【いくら】の英語表現②
salmon caviar

「salmon」は「鮭」、「caviar」は「魚の卵」という意味です。
  
日本で「キャビア」といえば、チョウザメの卵を塩漬けにしたものを指します。
  
英語でも、「caviar」は主にチョウザメの卵を指しますが、「魚の卵」の意味で使うこともあります。
  

その3(red caviar)

 
いくらの英語表現③は「red caviar」です。

【いくら】の英語表現③
red caviar

「red」は「赤」、「caviar」は「魚の卵」という意味です。
  
日本で「キャビア」といえば、チョウザメの卵を塩漬けにしたものを指します。
  
英語でも、「caviar」は主にチョウザメの卵を指しますが、「魚の卵」の意味で使うこともあります。
  
赤い魚の卵で「イクラ」となります。
  

【いくら】2つの中国語表現

中国語表現

咸鲑鱼子 鲑鱼子

 

ハルちゃん
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この章では【いくら】の中国語表現をお伝えします。

その1(咸鲑鱼子)

 
いくらの中国語表現①は「咸鲑鱼子」です。

【いくら】の中国語表現①
咸鲑鱼子

 

「咸鲑鱼子」を直訳すると「しょっぱい鮭の子供」です。

中国語 日本語
しょっぱい
鲑鱼 鮭の子供

 

その2(鲑鱼子)

 
いくらの中国語表現②は「鲑鱼子」です。

【いくら】の中国語表現②
鲑鱼子

 

「鲑鱼子」を直訳すると「鮭の子供」です。
  
「咸鲑鱼子」「鲑鱼子」どちらも「イクラ」という意味です。



【いくら】と「すじこ(筋子)」の違い

この章では【いくら】と「すじこ(筋子)」の違いをお伝えします。
みーちゃん
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いくらとすじこの違いは、卵巣膜に覆われているかどうかです。

【いくら】と「すじこ」の違い
いくら すじこから卵巣膜をとり、一粒ずつバラバラの状態にしたもの
すじこ 卵巣膜に覆われ、卵がつながっている状態

 

すじこから膜をとり、卵をバラバラにすると「いくら」となります。
  

【いくら】旬の季節

ハルちゃん
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この章では【いくら】旬の季節をお伝えします。

 
「いくら」の旬の季節は、9月〜11月です。

【イクラ】の旬の季節
9月〜11月

ピークは、9月下旬から10月中旬です。
  
この時期のイクラは味と食感のバランスが良く、濃厚で美味しいです。
  

【いくら】2つの種類と違い

この章では【いくら】の2つの種類と違いをお伝えします。
みーちゃん
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「いくら」には、「いくら」と「ますこ」の2つの種類があります。
  
「いくら」と「ますこ」の違いは次のようになります。

いくら ますこ
何の卵 鮭の卵 鱒の卵
粒の大きさ 大きめ 小さめ
価格 高い いくらより3割ほど低い
ますこより厚め 薄い

 

どちらも味に大きな差はなく、美味しいです。
  
「ますこ」に比べて「いくら」の方が少し皮に厚みがあります。
  
プチプチとした食感が好きな方は「いくら」の方がいいかもしれません。



【いくら】の価格・値段

ハルちゃん
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この章では【いくら】の価格・値段をお伝えします。

 
鮭の水揚げ量が近年減少傾向であることから、「いくら」の価格が高騰しています。

【いくら】の価格の変化
2021年 1,636円
2020年 1,421円
2019年 1,410円
2018年 1,513円
2017年 1,469円
2016年 1,175円
2015年 1,145円

 

今後も価格の高騰が続く可能性が高いようです。
 

【いくら】の作り方

【いくら】の作り方

     

  • ❶塩入りのぬるま湯を作る
  • ❷筋子を膜からはがす
  • ❸薄皮を取り除く
  • ❹水切り
  • ❺味付け
この章では【いくら】の作り方をお伝えします。
みーちゃん
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「いくら」は、生筋子があれば、家で簡単に作ることができます。
 

作り方①/塩入りのぬるま湯を作る

 
筋子をほぐすときに使う、50度〜60度の塩入りのぬるま湯を作ります。
  
塩分濃度は0.5%程度、2Lに対して小さじ大盛り一杯の塩が目安です。
  
沢山のお湯を使うので、多めに作っておきます。
  

作り方②/筋子を膜からはがす

 
①で作ったぬるま湯に筋子を入れ、膜の切れ目から指を入れて筋子をほぐします。
  
親指の腹でしごくようにすると、剥がしやすいです。
  
お湯につけると卵が白っぽくなりますが、問題ありません。
  

作り方③/薄皮を取り除く

 
卵がほぐれたら、白い薄皮や血合いを取り除きます。
  
お湯を入れ替えて、卵を優しくかき混ぜながら取り除きます
  
ある程度きれいになるまで、4.5回繰り返して下さい。
  

作り方④/水切り

 
薄皮を取り除いたら、水切りをします。
  
しっかりと水を切ることで、味が染み込みやすくなります。
  

作り方⑤/味付け

 
容器移し、味付けをします。
  
いくらの分量の3%〜5%の塩と昆布だしを入れて、軽く混ぜます。
  
臭みが気になるときは、酒やみりんで味を整えて下さい。
  

【いくら】の偽物/人工いくらの見分け方

人工いくらの見分け方

     

  • ❶「人工いくら」とは
  • ❷見分け方 その1(転がす)
  • ❸見分け方 その2(お湯につける)
ハルちゃん
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この章では【いくら】の偽物/人工いくらの見分け方をお伝えします。

「人工いくら」とは

 
日本の化学メーカーが開発した「人工いくら」というものがあります。
  
1970年代に、接着剤を開発する過程で生まれたもので、アルギン酸ナトリウムや油で作られています。
  
商品化され、現在も市場に流通しています。
  

見分け方 その1(転がす)

 
いくらには、卵の中に色の濃い目玉の部分があります。
  
天然のいくらは目玉が動きませんが、人工のいくらは目玉が動きます。

天然いくら 人工いくら
卵の目玉が動かない 卵の目玉が動く

いくらをお箸でつまんで向きを変え、目玉が動いたら人工いくらとわかります。
  

見分け方 その2(お湯につける)

 
天然のいくらはたんぱく質なので、お湯につけると白い膜ができます。
  
人工のいくらは、お湯をかけても色の変化はありません。
  
熱湯の場合は、油や着色料が溶けて浮いてきます。

天然いくら 人工いくら
白い膜ができる 色の変化はない
熱湯だと油や着色料が溶けだす

 

【いくら】の別名

【いくら】の別名

     

  • ❶【いくら】の別名
  • ❷「筋子」の別名
この章では【いくら】の別名をお伝えします。
みーちゃん
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【いくら】の別名

 
「いくら」には、2つの別名があります。

腹子(はらこ) 魚(特に鮭やタラ)の卵巣、塩蔵物
バラ子 魚の卵の卵巣膜がなくバラバラになった状態のもの

 

「筋子(すじこ)」の別名

 
「筋子」には、5つの別名があります。

腹子(はらこ) 魚(特に鮭やタラ)の卵巣、塩蔵物
サケ子/ベニ子/ギン子 サケ科の卵巣に入ったままの卵、塩蔵物

 

「はらこ」は、「いくら・筋子」どちらの別名でもあります。





  

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