

他にも、いたいけの意味や語源についてまとめました。
詳しくは記事に書いてありますので、お読み下さい。
いたいけ(幼気)の由来は心が痛むほど愛らしい様子
いたいけ(幼気)は、心が痛むほど愛らしい様子に由来しています。
元々は、「痛き(いたき)」+「気(け)」で「いたきけ」と言われていました。
「痛き(いたき)」は、小さくて可愛らしいものに対して、心が痛むほど愛らしく思う様子を表しています。
「気(け)」は、様子や気配を表す言葉です。
いたいけの語源は「痛き気」と言う言葉に由来している
語源は「痛き気」
いたいけの語源は「痛き気」です。
「いたき(痛き)」+「け(気)」の音が変化し「いたいけ(幼気)」となりました。
都市伝説的な語源とは
いたいけには、別の解釈をした語源が存在します。
「いた(甚)」+「け(気)」で「いたけ」、これが変化して「いたいけ」となったとするものです。
愛らしさを、「心が痛むほど」ではなく「甚だしいほど」と表現したものと言われています。
いたいけの意味とは
いたいけの意味は、このようになります。
・幼くて可愛らしいさま ・子供などのいじらしいさま ・小さくて可愛らしいさま |
幼い子供の可愛らしい様子や、そのような言動に対して使われる事が多いです。
いたいけを漢字で書くと「幼気」
いたいけは漢字だと「幼気」となります。
「幼」は当て字で、元々は「痛き気」という漢字が使われていました。
幼い子供の可愛らしさを表す言葉だったこともあり、「幼」が当てられたようです。
「いたいけな」とは
品詞は形容動詞
「いたいけな」は、いたいけ(形容動詞)の連体形です。
「いたいけな〇〇」と言う形で「いたいけな+名詞」の形で使われます。
意味とは
「いたいけな」の意味は、いたいけと同じでこのようになります。
・幼くて可愛らしいさま ・子供などのいじらしいさま ・小さくて可愛らしいさま |
漢字で書くと「幼気な」
「いたいけな」は漢字にすると「幼気な」となります。
「いたいけない」とは
品詞は形容詞
「いたいけない」は、幼い(いとけない)と幼気ない(いたいけない)が混同されたものとされています。
幼い(いとけない)の意味はこのようになり、幼気ない(いたいけない)と似ています。
・幼くて小さいさま ・あどけないさま |
「いたいけない」の「ない」は、否定ではなく接続語です。
いたいけ(形容動詞)の意味を強調し、形容詞化する役割を持っています。
意味とは
「いたいけな」の意味も、いたいけと同じでこのようになります。
・幼くて可愛らしいさま ・子供などのいじらしいさま ・小さくて可愛らしいさま |
漢字で書くと「幼気ない」
「いたいけな」は漢字にすると「幼気ない」となります。
幼気の読み方:「おさなげ」とも読むことができるのか
「幼気」と書いて「いたいけ」と読みます。
「幼気」と書いて「おさなげ」とも読む事ができるのですが、これは間違いです。
正しくはこのようになります。
幼げ:おさなげ いかにも子供っぽく、あどけないさま |
いたいけ・いたいけな・いたいけないの英語表現
英語で表現すると
「いたいけ・いたいけな・いたいけない」の英語表現はこのようになります。
英語表現 | 日本語訳 |
adorable | 可愛らしい、ほれぼれするような |
cute | 可愛い、きれいな、気がきいて |
tender | かよわい、柔らかい、きゃしゃな |
innocent | 無邪気な、あどけない |
英語の例文
英語ではこのように使われます。
a girl of tender age いたいけな少女 |
the three innocent little boys いたいけな3人の男の子 |
いたいけ・いたいけな・いたいけないの使い方
「いたいけ・いたいけな・いたいけない」はこのように使われます。
・いたいけな子犬の虜になってしまった ・一生懸命に頑張るいたいけない子供の姿に心を打たれた ・少女が手伝いをしている姿がいたいけだ |
いたいけ・いたいけな・いたいけないの類義語・類語
「いたいけ・いたいけな・いたいけない」の類義語はこのようになります。
・あどけない ・可愛い ・愛らしい ・可憐 ・いじらしい ・無邪気な |