かっぱえびせんの名前の由来は黄桜のかっぱと同じ漫画家だった!

かっぱえびせんの名前の由来は次の通りです。
  
「かっぱ」:黄桜と同じ漫画家のかっぱ
「えび」:名前の通りエビが入っているから
  
パッケージにエビの絵が描かれているのでエビはわかるのですが、なせ「かっぱ」なのか不思議に思いませんか?
  
 
この記事では、
  
かっぱえびせんの名前の由来、
黄桜と同じ漫画家のかっぱ、
  
この二つをお伝えします。



かっぱえびせんの名前の由来は黄桜のかっぱと同じ漫画家だった

かっぱえびせんの名前の由来は黄桜のかっぱと同じ漫画家だった

 
かっぱえびせんの前半の「かっぱ」の名前の由来は漫画の「かっぱ天国」です。
  
かっぱえびせんの後半の「えびせん」は、「えびのせんべい」を略したものです。
  
 
実は、かっぱの由来となった「かっぱ天国」を描いてる漫画家と、有名な黄桜のCMのかっぱのキャラクターを描いている漫画家は同じ人なのです。
  
黄桜のCMと言えば、かっぱの唄とかっぱのキャラクターが印象深いCMです。
  
かっぱの唄 かっぱっぱ ルンパッパかっぱ〜♪は懐かしいですし、黄桜といえばかっぱ!というイメージがかなり強いはないでしょうか。
  

ユニークな黄桜のかっぱのCMキャラクター

 
黄桜のかっぱのキャラクターの特徴は、奥さんが美人で娘さんも可愛いこと!
  
かっぱなのに髪の毛もあって、奥さんかっぱは夜会巻きのような髪型をしています。
  
とてもかっぱとは思えません。
  
お父さんかっぱは、常に黄桜を持ち歩いている、三度の飯より黄桜が好きという呑んべいです。
  
娘さんはお父さんに対して、「飲みすぎちゃダメ」と注意しつつも、時には「お一つどうぞ」とお父さんを喜ばせ、手玉にとるような一面もあったり、面白いです!
  

えびせんなのに「かっぱ」をキャラクターにした理由

 
かっぱえびせん開発時、開発者は「親しみを持ってもらえるキャラクター」をパッケージに描きたいと考えていました。
  
その当時、日本はなんと、かっぱブームだったそうです!
  
中でも人気のあったのが漫画のかっぱ天国でした。
  
かっぱ天国の作者に頼み、かっぱえびせんの為にかっぱの絵を描いてもらいました。
  
同時に、商品名に「かっぱ」と付けることの許可も得たのだそうです。
  
このような事から、「えびせん」なのに「かっぱ」という名前がついています。
  

かっぱえびせんの名前の由来となったかっぱ天国とはどのような漫画なのか

かっぱ天国とはどのような漫画なのか

 
かっぱ天国は、1950年代に週刊朝日に連載していた人気漫画です。
  
人間は登場しないかっぱだけの物語で、妖怪というかっぱのイメージを大きく変え、日本にかっぱブームを巻き起こした漫画です。
  
 
一番面白いのは、私たちが服を変えるように、かっぱが甲羅を変えるところ!
  
斬新でおしゃれで、素敵だなと思いました。
  
主人公はヒョロという名前の、独身の青年かっぱ。
  
ヒョロは物語が進むと、身寄りのない少女を引き取って、シングルファザーとなるんですよね。
  
1950年代にシングルファザーって、珍しすぎる!衝撃的でした。
  

かっぱ天国の漫画の作者

 
かっぱ天国や黄桜のCMキャラクターのかっぱの作者は、清水崑(しみずこん)さんです。
  
清水崑さんのかっぱの作品は多数ありますが、その中でも、かっぱ天国は、日本にかっぱブームを巻き起こすほど人気があった作品でした。
  
あの有名な宝塚歌劇団でも、かっぱ天国はレビュー化されたそうです。

  

かっぱえびせんの誕生秘話

かっぱえびせんの誕生秘話 その1(小麦粉であられを作る製法を確立した)

 
かっぱえびせんを開発したのは、松尾糧食工業(現:カルビー)創業者の松尾孝さんです。
  
開発当時の日本は戦後だったので、食料も不足していました。
  
そんな中、「栄養が豊富なお菓子を食べてもらいたい」という思いで松尾孝さんは、「あられ」を開発していたそうです。
  
素晴らしい方ですね。
  
 
「あられ」と言えば原料はお米ですが、当時、お米や麦は配給制で、とても高価なものでした。
  
そこで、自由に手に入れることができた小麦粉を使うことを考えました。
  
開発者である松尾さんは、なんとか小麦粉からあられが作れないかと試行錯誤した結果、「かっぱあられ」という「かっぱえびせん」の原型となるお菓子が生まれました。
  

かっぱえびせんの誕生秘話 その2(小エビの製法を確立した)

 
開発時、瀬戸内海で天日干しされていた小エビを見たことがきっかけで、小エビをかっぱえびせんに入れるようになったそうです。
  
当時は小エビというのは一般に流通しておらず、地元で消費される程度でした。
  
そのため、小エビの製法が確立されておらず、エビの風味を美味しく生かす製法を確立するのに苦労をされたようです。
  
茹でたり粉末にしたり、いろいろ試した末に確立されたのが、生の小エビを殻ごとすり潰す製法でした。
  
この製法が確立されたことで、今のかっぱえびせんがあります。
  

かっぱえびせんの歴史

かっぱえびせんの歴史 その1(最初はエビが入ってなかった)

 
1955年にかっぱえびせんの原型「かっぱあられ」が発売されましたが、かっぱあられには、エビは使われていませんでした。
  
発売後、かっぱあられはシリーズ化されましたが、思うように売れなかったそうです。
  
どのようなシリーズだったのかというと。
  
甘辛い味付けの「かっぱあられあまから焼き」
イカの風味の「いかあられ」
ほんのり甘い風味の「横綱かっぱ」
  
などなどです。
  
形は現在のかっぱえびせんとは少し違っていて、スティック状ではなかったようです。
  

かっぱえびせんの歴史 その2(ついにエビが入る)

 
開発者である松尾孝さんは、子供の頃にお母さんの作ってくれるエビのかき揚げが大好きでした。
  
たまたま、松尾孝さんが当時住んでいた瀬戸内海に、エビが干してあるのを見かけて、「エビをお菓子に使えば、栄養もあるし美味しいはずだ」とエビを入れる事を閃いたのだとか。
  
そこから更に試行錯誤を繰り返し、かっぱあられにエビを入れることに成功します。
  
 
かっぱあられにエビが入った商品は、1963年に発売された「かっぱあられ味王将」という商品です。
  
かっぱあられ味王将にエビは入っていましたが、今のかっぱえびせんとは味が少し違い、香ばし焼きしょうゆ味でした。
  
この時もスティック状ではなく、長方形のようなスティックよりも太い感じの形だったようです。
  

かっぱえびせんの歴史 その3(ついにスティック状になる)

「かっぱあられ味王将」の直後の同じ1963年に商品化されたのが、昆布塩味の「かっぱの一番槍」です。
  
かっぱの一番槍から、形がスティック状になりました。
  
この翌年、1964年に発売されたのが「かっぱえびせん」です。
  
味も形も現在とほぼ同じ、シンプルな塩味でお馴染みのかっぱえびせんです!
  
かっぱえびせんが完成するまでに、試行錯誤を繰り返したくさんの商品が発売されてきました。
  
「かっぱえびせん」は、「かっぱあられシリーズ」の27番目の商品なんだそうです!
  
人々に栄養のあるお菓子を食べてもらいたい!という気持ちを持ち続けた結果、日本人なら誰もが知っている「かっぱえびせん」というお菓子が生まれたのですね。
  

かっぱえびせんの歴史 その4(爆発的な人気)

かっぱえびせんは揚げて作っているのではなく、「焙煎」という方法で作られています。
  
「焙煎」とは、炒った後に油をかけて仕上げる方法で、かっぱえびせん独特のサクサクした食感の秘密は、「焙煎」にあるんだとか。
  
そのサクサク感と美味しさから人気が爆発し、工場を新設したほどだったそうです。
  
でも、それでは間に合わず、建設中の工場でかっぱえびせんを作っていた時期があったといいます。
  
 
「やめられない、とまらない、カルビーのかっぱえびせん」
  
確かに、食べ始めると、とまらない美味しさですよね!
  
今では「匠海」という、贈答用にも使えるプレミアムなかっぱえびせんも発売されています。
  

レアなかっぱの形のかっぱえびせんは合成写真

かっぱの形をしたレアなかっぱえびせんがあり、それが入っているのは1000袋に1本だとか。
  
そんな噂がSNSで広がり、話題になっていました。
  
すごくい可愛くて、かっぱえびせん全部がこの形だったらいいのにと思っていたのですが・・・。
  
これは、みんなが楽しめるものを!という気持ちから作られた合成写真でした。
  
実在しないのは残念ですね。
  

かっぱえびせんのかっぱえび家とは

かっぱえびせんのパッケージには、昔ながらのエビの他に、かっぱえび家という、ゆるキャラが描かれています。
  
かっぱえび家は、四人家族で、かっぱえびせんが大好きな仲良し家族です。
  
このゆるキャラが、可愛いんですよね!
  
かっぱえび家のメンバーはこちらです。
  
かっぱパパ
えびママ
かっぱえびくん
かっぱエビーちゃん
  
見ているだけで癒されますね!



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