賢いの由来は恐ろしい!類語・英語・意味を解説/語源となった古語とは

ハルちゃん
ハルちゃん
賢いの由来は何ですか?
賢いの由来は「恐ろしい」です。
みーちゃん
みーちゃん

他にも、賢いの類語や意味についてまとめました。

詳しくは記事に書いてありますので、お読み下さい。



目次

賢いの由来と語源

賢いの由来は「恐ろしい」

 
「賢い」の古語は「かしこし」で、「恐ろしい、恐れ多い」という意味の言葉です。
  
昔は、動物・草木・物などあらゆるものに「精霊」が宿っていると信じられていました。
  
川が氾濫すれば、それは川の精霊の仕業。自然の力は恐ろしい。
  
「賢い」は、この恐ろしいという気持ちに由来しているそうです。
  

賢いの語源は「畏し(かしこし)」

 
賢いの語源は、賢いの古語である「畏し(かしこし)」に由来しています。
  
「畏し(かしこし)」の意味はこのようになります。

・恐ろしい
・恐れ多い
・高貴

神がかっているというニュアンスで、良い意味でも悪い意味でも使われていたようです。
  
このうち、良い意味の「畏し」が「畏し→畏い→賢い」と変化したと言われています。
  
「畏し」には「かしこみかしこみ」という更に古い言葉があり、神主さんが祝詞で読み上げる時に使われています。
  

「畏し(かしこし)」の更に古い言葉は祝詞の「かしこみかしこみ」

祝詞(のりと)とは

 
祝詞とは、神社でのお祭りで、神主さんがお祓いのために読み上げる言葉です。
  
祝詞の中で「かしこみかしこみ」という言葉が使われています。
  

「かしこみ」の意味

 
「畏し」の更に古い言葉が「かしこみ」で、意味はこのようになります。

・恐ろしい
・恐れ多い
・謹んで参る

対象となるものを恐れ多く思い、慎みと敬いの気持ちを表す言葉です。
  

「かしこみかしこみ」の意味

 
「かしこみかしこみ」は「かしこみ」を二回重ねた言葉です。
  
神様という偉大なものに対する恐れ多い気持ちを、言葉を重ねる事で最大級に表現しています。
  

「賢い」は元は恐れ多い気持ちを表す言葉

「賢い」は元は神様への恐れ多い気持ちを表す言葉でした。
  
そのため本来であれば、ずば抜けて優秀な、限られた人に対して使われる言葉なのでしょう。
  

賢いの類語・類義語

賢いの類語・類義語 その1 賢明(けんめい)

 
賢明とは、賢くて、物事の判断が適切なことを表す言葉です。
  
賢明は、このように使われます。

・彼は賢明な人だ
・社長は賢明な判断をした

 

賢いの類語・類義語 その2 利口(りこう)

 
利口とは、頭が良いこと、賢いことを表す言葉です。
  
利口は、このように使われます。

・彼女の飼っている犬はとても利口だ
・お隣のお子さんは、とてもお利口さんだ

 

賢いの類語・類義語 その3 聡明(そうめい)

 
聡明とは、物事の理解が早く賢いことを表す言葉です。
  
聡明は、このように使われます。

・彼女は聡明な女性だ
・聡明な人がこのプロジェクトには必要だ

 

賢いの英語表現

賢いの英語表現 その1(smart・スマート)

 
smartは「素早い、頭の良い、抜け目のない」という意味の単語です。

He is very smart.
彼はとても頭の良い人だ

 

賢いの英語表現 その2(clever・クレバー)

 
cleverは「利口、賢い、手際が良い」という意味の単語です。

The girl is very clever.
あの少女はとても賢い子だ

 

賢いの英語表現 その3(sharp・シャープ)

 
sharpは「鋭い、急な、はっきりした」という意味の単語です。

He is a sharp child.
彼は利口な子だ

 

賢いの英語表現 その4(intelligent・インテリジェント)

 
intelligentは「理解力がある、利口、聡明」という意味の単語です。

She is an intelligent person.
彼女は聡明な人だ

 

賢いの英語表現 その4(wise)

 
wiseは「賢い、賢明、分別のある」という意味の単語です。

He is wise.
彼は賢い

 

「賢い人」の英語表現

 
「賢い人」の英語表現はこのようになります。

・smart person
・wise person



賢いのフランス語表現

賢いのフランス語表現 その1(intelligent)

 
intelligentは「賢い、利口、知能が高い」という意味の単語です。

Vous êtes un gars intelligent
あなたは賢い人だ

 

賢いのフランス語表現 その2(saga)

 
sagaは「賢い、行儀が良い」という意味の単語です。

C’est un homme sage
彼女は賢い人だ

 

賢いのフランス語表現 その3(brillant)

 
brillantは「素晴らしい、賢い、輝かしい」という意味の単語です。

C’est brillant.
素晴らしい

 

賢いの韓国語表現

賢いの韓国語表現 その1(똑똑하다)

 
똑똑하다は「賢い、しっかりしている、はっきりしている」という意味の単語です。

그녀는 똑똑하다.
彼女は賢い

 

賢いの韓国語表現 その2(머리가 좋다)

 
머리가 좋다は「頭が良い、頭が切れる」という意味の言葉です。

당신은 머리가 좋은.
あたたは頭が良い

 

賢いの意味とは

賢いの意味は、このようになります。

・頭の働きが優れている。知能が優れている。
・抜け目がない。要領がいい。

ずば抜けて優秀な人に対して使われることが多い言葉です。
  
ただ頭が良いというよりは、判断力や理解力が優れている人に対して使われます。
  

ずる賢いの意味

ずる賢いの意味はこのようになります。

・悪知恵が働く
・ずるい事を人より思いつくこと

ずる賢いは、賢さを悪く使っているようなニュアンスの言葉です。
  
悪い意味で使われることが多いです。
  

ずる賢いの英語表記

する賢いを英語にするとこのような表記になります。

・sly
・cunning
・sneaky

「I’m so sneaky」で「私は悪知恵が働く」となります。
  

賢いに似た意味を持つ四字熟語

賢いに似た意味を持つ四字熟語 その1(有智高才)

 
有智高才は、「うちこうさい」と読みます。
  
有智高才はこのような意味の四字熟語です。

生まれつき頭が良く優秀なこと

 

賢いに似た意味を持つ四字熟語 その2(才学非凡)

 
才学非凡は、「さいがくひぼん」と読みます。
  
才学非凡はこのような意味の四字熟語です。

学問においてずば抜けて優秀なこと

 

賢いに似た意味を持つ四字熟語 その3(海内無双)

 
海内無双は、「かいだいむそう」と読みます。
  
海内無双はこのような意味の四字熟語です。

比べるものがいないくらい、優れていること

  

関西と関東での賢いの意味の違い

一般的な「賢い」の意味は「頭が良い」

 
一般的に「賢い」は「頭が良い」という意味で使われます。
 

関西で使われる「賢い」の意味とは

 
関西では小さい子供に対して「賢い」という言葉がよく使われます。
  
「頭が良い」以外に、このような意味があります。

・良い子
・偉い
・すごい

片付けをしている子供を「良い子」と褒める時は、「おもちゃ片付けてて賢いね」となります。
  

賢いの恐ろしい都市伝説的な由来

賢いには、恐ろしい伝説的な出来事に由来があります。
  
賢いの「臣」は目を、「又」は手を表しています。
  
この2つの漢字を並べると、手で目を傷つけ盲目にされてしまった様子を表すそうです。
  
このような事をされる人は、優れた人だったため神の家臣となり、当時お金として使われていた「貝」が与えられたといいます。
  
この恐ろしい出来事に由来しているという説です。
  




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