【ママ】4つの語源と漢字表記/日本でいつから使われているのかも解説

この記事では【ママ】の次のことについてお伝えします。
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語源・由来
漢字表記
【ママ】は日本でいつから使われているのか
英語表現
韓国語表現
世界での【ママ】の呼称
「マンマミーア」の意味とは
みーちゃん
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【ママ】語源・由来の有力説
<古代ギリシャ語「mamme」説>
「mamme」とは古代ギリシャ語で「お母さん」という意味。「mamme」が「mama」「mamma」に派生し世界に広まり、日本でも使われるようになったことに由来。
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文学作品で使われる【ママ】の漢字表記
母・母親
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【ママ】の英語表現
mommy・mummy mama
mom・mum mother
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【ママ】の韓国語表現
엄마・オンマ 어머니・オモニ
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「マンマミーア」の意味とは
なんてこった・大変だ・助けてマリア様
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より詳しくは記事をお読み下さい。
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【ママ】の4つの語源・由来

この章では【ママ】の4つの語源・由来をお伝えします。
みーちゃん
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4つの語源・由来

     

  • ❶赤ちゃんの授乳説
  • ❷古代ギリシャ語「mamme」説
  • ❸中国語「妈妈」説
  • ❹英語「mama」説

 
【ママ】の語源・由来には定説はありません。
  
古代ギリシャ語の「mamme」説が有力とされています。
 

その1(古代ギリシャ語「mamme」説)

 
「ママ」の語源・由来は古代ギリシャ語の「mamme」という説です。
  
「mamme」とは、このような意味です。

古代ギリシャ語「mamme」の意味
・まま
・お母さん
・乳房

古代ギリシャ語の「mamme」が「mama」「mamma」に派生し世界に広まり、日本でも使われるようになりました。
  

その2(赤ちゃんの授乳説)

 
「ママ」の語源・由来は赤ちゃんの授乳に関係しているという説です。
  
赤ちゃんにとって「マ」は、おっぱいを飲むときと同じ口の形なので、とても発声しやすい音です。
  
赤ちゃんはお腹が空くと「マ・・マ・・」と声をだし、そこで食べ物をくれる人を「ママ」と認識するそうです。
  
授乳するのは母親なので、母親の意味で「ママ」が使われるようになりました。
  

その3(中国語「妈妈」説)

 
「ママ」の語源は意外にも、中国語の「妈妈」に由来するという説です。
  
中国語では、母親のことを「妈」といい、「妈妈」は母親を表す小児語で、日本語で言う「ママ」です。
  
発音は「マーマ(mā・ma)」です。
  
母親を表す小児語「マーマ(mā・ma)」が日本に伝わり変化し、使われるようになりました。
  

その4(英語「mama」説)

 
「ママ」の語源・由来は英語の「mama」に由来するという説です。
  
母親の英語表現といえば「mom・mum」が一般的ですが「mama・mommy・mummy」も存在します。
  
アメリカの南部では大人も「mama」を使うことがあります。
  
英語の「mama」が伝わり、日本でも「ママ」が使われるようになりました。
 

【パパ】の語源・由来についても記事を書いています。
よろしければお読み下さい。

【パパ 】4つの語源・由来/中国語との意外な関係と何語なのかも解説
みーちゃん
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【ママ】の漢字表記

ハルちゃん
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この章では【ママ】の漢字表記をお伝えします。

 
正しい使い方ではありませんが、文学作品では「母」が「ママ」として使われています。
  
牧野信一の「城ヶ島の春」では「父(パパ)さん、母(ママ)さん・・・」と書かれています。

文学作品で使われる漢字表記
母(ママ) 牧野信一の「城ヶ島の春」
父(パパ) 牧野信一の「城ヶ島の春」
父親(パパ) 久生十蘭の「だいこん」  

このように、文学作品では「父」「父親」」どちらも「パパ」と使われています。
  
「母」「母親」どちらも「ママ」と使うことができるかもしれません。
  

【ママ】は日本でいつから使われているのか

この章では【ママ】は日本でいつから使われているのかをお伝えします。
みーちゃん
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【ママ】はいつから使われているのか

     

  • ❶使われ始めたのは明治時代後期
  • ❷使われる前の呼称

【ママ】が使われ始めたのは明治時代後期

 
「ママ」が日本で使われるようになったのは、明治時代の後期です。
  
欧米に留学や旅行をした貴族の家庭で使われ始めたことがきっかけです。
  
昭和初期までは「ママ」という呼び方に反対する意見もあったようですが、時代の流れとともに広まっていきます。
  

【ママ】が使われる前の呼称

 
明治時代前期頃までは「おっかさん」「おかあ」が一般的に使われていました。
  
その後、「お母さん」が明治36年の国定教科書「尋常小学読本」に載ったことがきっかけで「お母さん」という呼称が広まりました。
  
現在は「ママ・お母さん・母さん・おかん・おふくろ」などが使われています。



【ママ】の英語表現

ハルちゃん
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この章では【ママ】の英語表現をお伝えします。

4つの英語表現

     

    mommy・mummy mama
    mom・mum mother

その1(mommy・mummy)

 
「mommy・mummy(マミー)」は、小学校低学年くらいまでの小さな子供だけが使う表現です。
  
アメリカ英語では「mommy 」、イギリス英語では「mummy」が使われます。
  
「mummy」には「ミイラ」という意味もあります。
  

その2(mama)

  
「mama(ママ)」は主に言葉を話し始めた小さな子供が使う表現ですが、大人が使うこともあります。
  
特にアメリカの南部では、大人も「mama」を使うことがあります。
  

その3(mom・mum)

 
「mom・mum(マム)」は最も一般的な呼び方で、子供から大人まで使う表現です。
  
広く使える、最も一般的な表現です。
  
アメリカ英語だと「mam」、イギリスやオーストラリアでは「mum」が使われます。
  

その4(mother)

 
「mother」はフォーマルな場で使われる、かしこまった表現です。
  
「mother」は日本人にとって馴染み深いですが、会話の中では使われることが少ない表現です。



【ママ】の韓国語表現

この章では【ママ】の韓国語表現をお伝えします。
みーちゃん
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韓国語表現

엄마・オンマ 어머니・オモニ

 

その1(엄마・オンマ)

 
「엄마(オンマ)」は、主に子供が使う表現です。
  
最近は大人が使うことも多く、韓国の人気グループBTSがバラエティー番組で母親に電話をした時に「엄마・オンマ」と呼んでいたそうです。
  

その2(어머니・オモニ)

 
「어머니・オモニ」は、最も一般的で、韓国ドラマでもよく使われている表現です。
  
大人になるにつれ「어머니・オモニ」を使うようになりますが、最近はそのまま「엄마・オンマ」を使う人も増えているようです。
  
家の中では「엄마(オンマ)」、外では「어머니・オモニ」と使い分けていることもあるようです。
  

世界での【ママ】の呼称

ハルちゃん
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この章では世界での【ママ】の呼称をお伝えします。

 
世界には様々な「ママ」の呼称があります。
  
「マ」がつくものが多く、似た表現が多いです。

デンマーク語 Mor(モア)
ドイツ語 mama(ママ)
フランス語 Maman(ママン)
イタリア語 Mamma(マンマ)
スペイン語 Mamá(ママ)・Mami(マミ)
ロシア語 Mama(マーマ)
中国語 妈妈(ママ)

  

「マンマミーア」の意味とは

この章では「マンマミーア」の意味をお伝えします。
みーちゃん
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ハルちゃん
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「マンマミーア」と言ったらこの映画が有名ね。

 
「マンマミーア」という有名な映画がありますが、これはイタリア語で「なんてこった」という意味です。
  
直訳すると「私のお母さん」なのですが、ここでの「マンマ」は聖母マリアを指します。
  
英語の「オーマイゴット」と同じ意味です。

  直訳 意味
マンマミーア 私のお母さん(マリア様) なんてこった・大変だ
マリア様、助けて
オーマイゴット 私の神様 なんてこった・大変だ
神様、助けて

日本でも困った時に「神様助けて」「お母さん助けて」と言うことがありますが、同じような意味です。




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