みかんの白い部分の名前はアルベド!白い部分を食べた方が良い理由

みかんの白い部分の名前はアルベドです。
  
実は、アルベドには、果肉の100倍も栄養が含まれていることをご存知でしょうか?
  
この記事では、アルベドにはどのような栄養が含まれているのか、をお伝えします。


みかんの白い部分の名前はアルベド

みかんの皮を剥くと白くてフワフワしたところがありますよね。
  
みかんの果肉にも、皮の内側にもついている白い部分です。
  
この白い海綿状のフワフワした部分を「アルベド」と言います。
  
口当たりが良くないので、取る方もいらっしゃるかもしれませんが、実は、アルベドには果肉の100倍もの栄養が詰まっています。
  
取ってしまうなんて、もったいない!
  
ちなみに、アルベドとは、ラテン語で「白さ」という意味です。
  

みかんの白い筋の部分の名前は維管束

みかんの皮をむいた時に、果肉についている白い筋の部分のことを「維管束」と言います。
  
維管束はアルベドと間違われやすいのですが、違うものです。
  
維管束も、口当たりが良くないので、取る方がいらっしゃるかもしれません。
  
ですが、アルベドと同じで維管束にも果肉の100倍もの栄養が詰まっています!
  
こちらも、取ってしまうのは、もったいないです!
  
ちなみに、果肉を包んでいる薄皮が瓤嚢(じょうのう)、果肉が砂じょう(さじょう)、オレンジの皮の部分がフラベドという名前です。

みかんの白い部分アルベドには栄養が果肉の100倍もある理由

みかんの白い部分(アルベルト・維管束)や皮には、果肉の100倍の栄養が含まれています。
  
確かに昔から、白い部分は栄養があるから食べた方がいいと、なんとなく聞いたことはありました。
  
でも、まさか100倍も栄養があるなんて!衝撃的ですよね。
  
なぜ、こんなにも栄養が豊富かというと。
  
アルベドや維管束は根から吸収した栄養分や水分を、果肉に運ぶ役割をしているので、栄養がぎっしりと詰まっているのです!
  
人間の血管のようなものなのでしょうね。
  
ただの筋ではありません!
  

みかんの白い部分アルベドに含まれる栄養分

みかんの白い部分(アルベルト・維管束)には、ビタミン、クエン酸、ペクチン、カリウムなど、栄養分が豊富です。
  
中でも特に豊富なのが、ビタミンP(ヘスペリジン)とペクチンです。
  
みかんは果肉にも栄養がありますが、それ以上に白い部分(アルベルト・維管束)に栄養が豊富に含まれています。
  
普段から健康を気にしている方なら、アルベドや維管束を食べずにはいられないでしょうね。



みかんの白い部分アルベドの栄養をしっかりとれる食べ方

みかんの皮や筋に栄養があるとわかっていても、美味しくない。
  
特に皮を生で食べることは難しいですよね。

みかんの白い部分アルベドの栄養をしっかりとれる食べ方 その1(白い部分や筋を取らない)

みかんの皮を剥くときに、白い部分がなるべく果肉に残るように剥きましょう。
  
アルベドや維管束はヘタから果肉の方に伸びています。
  
そのため、ヘタの方から皮を剥くと白い筋が果肉から取れやすくなってしまいます。
  
みかんの皮を剥くときは、ヘタとは反対側から皮を剥くと筋が残りやすいです。
  
最初は、白い筋のボソボソ感が気になるかもしれませんが、果肉と一緒に食べていると、そのうち気にならなくなってきます。

みかんの白い部分アルベドの栄養をしっかりとれる食べ方 その2(皮も食べる)

みかんの栄養を余すことなく摂取するためには、皮も食べるのが一番!
  
でも、そのまま食べるのはちょっと抵抗がありますよね。
  
オススメなのは、ママレードやオレンジピールにして食べることです。
  
ママレードはパンに塗ったりヨーグルトに入れたり、オレンジピールはおやつになります。
  
または、生のまま丸ごとスムージにしても、美味しく食べられます!
  
皮は少し苦味を感じますが、癖になる味。苦味が気になる方は、きな粉やバナナ、蜂蜜などを入れるとマイルドになり、全く気にならなくなります。

みかんの白い部分アルベドの栄養をしっかりとれる食べ方 その3(陳皮にする)

みかんの皮を乾燥したものは「陳皮(チンピ)」と言って、漢方薬にも使われています。
  
作り方は簡単で、皮を乾燥させるだけ!
  
白いアルベドの部分は乾きにくいので、乾燥させるのに2週間くらいはかかるようです。
  
出来上がった陳皮は、千切りにしてシュウマイやラーメンなどに添えたり。
  
粉末状にして蜂蜜やヨーグルトに入れたり、スイーツ作りにも使えます!
  
陳皮は作り方も使い方も簡単なので、一番のおすすめです!
  

みかんの果肉の栄養分

  
みかんは果肉にもたくさんの栄養が含まれています。
  
特にビタミンCが豊富で、1日2個程度食べると、1日に必要なビタミンCを摂取できるそうです!
  
旬の季節になると、1日2個どころか、3個、4個とついつい食べすぎてしまいますが、食べすぎても大きな問題はありません。
  
ただ、糖分の取りすぎには注意したいところですね。
  

みかんの白い部分アルベドを取る方法

いくら栄養があると言われても、苦手だという方もいらっしゃると思います。
  
みかんの果肉にはビタミンCが豊富に含まれているので、果肉を食べるだけでも十分!
  
苦手なら無理に皮や白い筋を食べる必要はないかなと思います。

みかんの白い部分アルベドを取る方法 その1(みかんを揉みヘタ側から剥く)

みかんを剥く前に、みかん全体を軽く揉みます。
  
ヘタの近くは揉み忘れないようにするのがポイントです。
  
揉んだ後は、必ずヘタ側から皮を剥いて下さい。
  
筋はヘタから果肉の方へ伸びているので、筋は皮と一緒にきれいに取れます。
  
みかんは揉むことでクエン酸が刺激されるので、甘さも増して美味しくなります。

みかんの白い部分アルベドを取る方法 その2(みかんをお湯につける)

沸騰させたお湯にみかんを皮ごと入れます。
  
お湯につける時間は1分程度で十分です。
  
取り出したら水ですすいで皮を剥いて下さい。
  
面白いほどきれいに、白い筋を取ることができちゃいます!

みかんの白い部分アルベドを取る方法 その3(皮を剥いてからお湯につける)

みかんの外側の皮も苦手だし、みかんの薄皮も苦手な方にオススメの方法です。
  
缶詰のようにツルツルのみかんが自宅でできてしまいます。
  
お湯を沸かし、少し火を弱めてから重曹を入れ、そこに皮を剥いたみかんを入れます。
  
重曹を入れる時は、しゅわしゅわと泡が出てくるので気をつけて下さい。
  
2、3分経ち、薄皮が溶けたら、ボールに水をはり、みかんを水につけながら薄皮を剥くとスルスル剥けます!
  
重曹の量はこのくらいです。

500cc
重曹 小さじ2/1

ビタミンCも失われてしまうので、あまりオススメはできません。
  
皮が苦手な方や、スイーツなどで見栄えが気になるときには知っていると便利かなと思います。



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