【ナマステ(namaste)】本当の意味はありがとうではない!何語なのかも解説

ハルちゃん
ハルちゃん
この記事では、【ナマステ】の2つの意味、何語なのかをお伝えします。
詳しくは記事に書いてありますので、お読み下さい。
みーちゃん
みーちゃん

【ナマステの2つの意味】

①挨拶の意味
②相手に敬意を表す仏教的な本当の意味

 
【ナマステは何語なのか】

サンスクリット語



【ナマステ(namaste)】の2つの意味とは

【ナマステ】の意味 その1(挨拶の言葉)

「ナマステ」とは、様々なシーンで使える挨拶の言葉です。

ナマステの意味
おはよう
こんにちは
こんばんは
さようなら

会った時・別れる時のどちらにも使えます。
  
気軽な挨拶というよりは、改まった場で使われます。
  

【ナマステ】の意味 その2(本当の意味)

「ナマステ」は、「ナマス」と「テ」の2語に分けることができます。

サンスクリット語 意味
ナマス(namas) ・礼拝する
・おじぎをする
・敬意を現す
テ(te) ・あなた
・あなたに存在する内なる光

このように、「ナマステ」を直訳すると「あなたに敬意を表する」という意味になります。
  
「ナマス」を漢字で表記したものが、お経の「南無阿弥陀仏」の「南無」であり、仏教的な意味を持っています。
  
本来は、人や自然・物など、相手に対する敬意を表す意味が込められた、神聖で重みのある言葉です。
  

【ナマステ】の意味は「ありがとう」ではない

「ナマステ」の意味は「ありがとう」と勘違いされることが多いですが、間違いです。
  

【ナマステ】の語源はサンスクリット語の「ナマス」に由来している

「ナマステ」は、サンスクリット語の「ナマス」に由来しています。

サンスクリット語 意味
ナマス(namas) おじぎをする・礼拝する
テ(te) あなた

元々は「礼拝する」という意味しか持たなかった「ナマス」という言葉。
  
これに、相手を意味する「テ」が合わさり、挨拶を意味する言葉になったようです。
  

【ナマステ】とは何語の言葉なのか

【ナマステ】はサンスクリット語

「ナマステ」はサンスクリット語です。
  

サンスクリット語とは

サンスクリット語は、梵語(ぼんご)とも呼ばれる古代インド語です。
  
インドの公用語ではありませんが、宗教的に強い影響力を持つ言語です。
  
現在でも一部の地域では、母語として使われているようです。



【ナマステ】はネパールやインドで使われている言葉

比較的カジュアルに使われている

本来「ナマステ」とは、仏教的な意味が含まれた、神聖で重みのある言葉です。
  
現在は、観光客の影響もあり、比較的カジュアルに使われる事が増えているようです。
  
観光客が来ないような地域では、本当の意味での「ナマステ」が使われています。
  
観光客に慣れている人ほど、気軽に「ナマステ」を使う傾向にあるようです。
  

丁寧な表現方法(ナマスカ・ナマスカール)

「ナマステ」を目上の人に使うときは「ナマスカ」「ナマスカール」を使います。
  
「ナマステ」の丁寧な表現方法で、日本でいう丁寧語になります。
  

より丁寧な表現方法(合掌)

胸の前で両手を合わせる「合掌」
  
合掌をして軽くお辞儀をしながら「ナマステ」を使うと、より丁寧になります。
  
日本でも仏前では合掌をしてお辞儀をします。
  
これと同じような意味合いです。
  

【インド語(ヒンディー語)】で「ありがとう」とは

インドの公用語はヒンディー語

インドの公用語は「ヒンディー語」です。
  
多民族国家なので、30以上の言語があり、方言は2000もあるようです。
  
「インド語」という言語は存在しません。
  

その1(タンキュー・थैंक्यू)

日常的でよく使われる言葉は「タンキュー」です。
  
英語の「thank you」からきている言葉で、発音もほぼ同じ。
  
純粋なヒンディー語ではないので、カジュアルなニュアンスです。
  

その2(ダンニャワード・धन्यवाद)

「ダンニャワード」は、改まった場で使われる言葉です。
  
目上の人に対してや、しっかりとお礼の気持ちを伝えたい時に使われます。
  
「ダンニャワード」の前に「バフット・बहुत」をつけると、さらに深い感謝の気持ちを表す意味に。
  
英語の「very much」「very」と同じような使い方です。
  

その3(シュクリヤー・ शुक्रिया)

「シュクリヤー」も日常でよく使われます。
  
友達や家族に対して使われることが多い、カジュアルな言葉です。
  
「シュクリヤー」の前に「バフット・बहुत」をつけると、さらに深い感謝の気持ちを表す意味になります。
  

【ネパール語】で「ありがとう」とは

 

ネパール語が使われている国

ネパール語は、ネパールの公用語です。
  
ネパールの他、ブータン・インドの一部・ミャンマーの一部で使われています。
  
ネパール語は、ヒンディー語と語彙が共通しているものも多いようです。
  

その1(ダンネバード・धन्यवाद।)

日常でよく使われるカジュアルな表現です。
  
ネパール人の場合は友達同士だと、ちょっとしたことでは「ありがとう」と言わないそうです。
  

その2(ダンネバードチャ・धन्यवाद छ।)

「ダンネバード」の語尾に「チャ」を付けた言葉です。
  
「ダンネバード」よりも、改まった表現になります。
  

その3(デレ デレ ダンネバード・मुरी मुरी धन्यवाद)

深い感謝の気持ちを表す言葉です。
  
「デレ デレ」は、英語の「very much」「very」と同じような使い方です。




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