

4つある猫の語源気になりませんか?
詳しくは記事に書いてありますのでお読み下さい。
4つある!猫の語源
猫の語源 その1(鳴き声説)
猫な鳴き声は「ニャーニャー」ですが、昔は「ねうねう」でした。
源氏物語でも、猫の鳴き声は「ねうねう」と表現されています。
「ねうねう」に、小さい物や親しみのある物を意味する「こ」が付けられ「ねうねうこ」
「ねうねうこ」が短縮されて「ねこ」となったようです。
猫の語源 その2(ねこま説)
平安時代の辞書「和名抄」には「禰古末(ねこま)」とあります。
猫はよく寝る動物なので「寝子(ねこ)・寝(ね)」で、その後に様々な言葉がつけられたようです。
・「寝子(ねこ)」に「獣」の意味の「ま」が付き「ねこま」 ・「寝」に「熊(くま)」が付き、転じて「ねこま」 |
猫の語源 その3(寝る子説)
猫は1日のほどんとを寝て過ごし、睡眠時間は15時間ほどと言われています。
この事から、「寝る子」と呼ばれていました。
「寝る子」が短縮され、「ねこ」となったようです。
猫の語源 その4(ネズミ好き説)
猫はネズミ好きで、捕獲上手です。
昔はネズミ駆除のために飼われていました。
以下のように転じたと言われています。
ネズミを好む → ね(鼠)を好む → ねこ |
有力なのは「鳴き声説」
昔は猫の鳴き声を「ねうねう」と表していたから「ねこ」となりました。
今では「ニャーニャー」と鳴く猫を「ニャンコ」、「ワンワン」と鳴く犬を「ワンコ」とも呼びます。
鳴き声の後に、小さい物や親しみのある物を意味する「こ」をつける点が同じです。
このことから、「鳴き声説」が有力とされています。
日本人は弥生時代から猫を飼っていた理由とは
日本人は弥生時代から猫を飼っていた理由とは
日本人は弥生時代から猫を飼っていたことがわかっています。
長崎県のカラカミ遺跡から発掘された猫の骨は、奈良文化財研究所での鑑定の結果、飼い猫だったと判断されています。
貯蔵していた穀物を、ネズミなどから守る役割を果たしていたようです。
平安時代はセレブのペットだった
平安時代にはセレブの間で猫が人気だったようです。
宇多天皇の「宇多天皇御記」には、黒猫を溺愛していた事が記されていました。
現在と同じように家族のように大切にされていたようです。
江戸時代には庶民のペットに
江戸時代には庶民の間でも猫が飼われるようになりました。
猫はネズミの捕獲が上手なので、駆除の目的でも飼われていたようです。
2つある!猫の漢字の由来
猫の漢字の由来 その1(猫の鳴き声説)
猫は中国から日本に伝えられた動物です。
中国では猫の鳴き声は「びょう・みょう」と表現され、「苗」は訓読みで「びょう・みょう」と読みます。
猫の漢字に「苗」が使われているのは、鳴き声に由来しています。
猫の漢字の由来 その2(猫のしなやかさ説)
猫は運動能力が高く、動きが上品でしなやかな動物です。
苗のしなやかさと、猫のしなやかさが似ている事から、猫には「苗(なえ)」と言う字が使われています。
猫が由来に関係する言葉「ちょっかい」
「ちょっかい」の意味
「ちょっかい」とは以下のような意味を持ちます。
・余計な手出しや干渉をする ・女性に言い寄る |
「ちょっかい」の由来
猫はじゃれる時に、ちょこちょこと前足を動かし、物を掻き寄せるような仕草をします。
その様子が、余計な手出しを連想させる事から「ちょっかい」と言う言葉が生まれたようです。
猫の名前の由来
マンチカンの名前の由来
マンチカンの名前の由来は、英語の「マンチキン」に由来しています。
マンチキンとは「小さい・子供」と言う意味を持っています。
足が短く可愛らしいマンチカンの見た目が、名前の由来となっています。
ロシアンブルーの名前の由来
ロシアンブルーの由来は、ロシア原産の猫である事に由来しています。
猫の場合は、毛がグレーのことをブルーと呼ぶそうです。
この事から、ロシアンブルーと名前がついたようです。
スコティッシュフォールドの名前の由来
スコティッシュフォールドは、折れ曲がった耳が特徴の猫です。
名前は、原産国である「スコットランド」と「折れ曲がった」耳に由来しています。
スコティッシュ(スコットランドの) + フォールド(折れ曲った耳)となっています。
猫の日の由来
日本の猫の日の
日本では、猫の日実行委員会が2月22日を猫の日と制定しています。
語呂合わの「ニャン・ニャン・ニャン」が由来とすごく可愛いです。
愛猫家からの公募で決められた日にちのようです。
世界の猫の日
世界ではそれぞれ猫の日が制定されています。
代表的なものは以下のようになります。
アメリカ | 10月29日 |
ロシア | 3月1日 |
ヨーロッパ | 2月17日 |
国際動物福祉基金 | 8月8日 |
世界の猫の日の由来
カナダに本部がある国際動物福祉基金では、8月8日を猫の日と制定しています。
「International cat day」
制定の由来は定かではありませんが、動物愛護や猫と暮らせる喜びをかみしめる日とうい意味が込められているのではないでしょうか。
猫にまつわる神社
日本には猫にまつわる神社があり、猫の御朱印をもらうことができます。
猫にまつわる神社 その1(豪徳寺・東京)
豪徳寺は招き猫の発祥地です。
江戸時代に近江彦根藩の藩主・井伊直孝が、白猫に手招きをされた為、豪徳寺の中に入ったそうです。
すると、直孝が中に入った途端に雷雨が。。。
白猫のおかげで雨に濡れずにすんだというエピソードがあります。
実はこの白猫、招き猫の由来でもあり、現在の滋賀県のゆるキャラ「ひこにゃん」の由来でもあるのです。
猫にまつわる神社 その2(今戸神社・東京)
今戸神社は、今戸焼の招き猫の発祥地です。
招き猫の御朱印をもらうことができるそうです。
猫にまつわる神社 その3(忠猫神社・秋田)
明治時代にネズミ退治で活躍した「忠猫」という猫がいました。
その猫の死後、地域の守護神となるように石碑が作られたそうです。
忠猫神社では、忠猫の御朱印をもらうことができます。
猫にまつわる神社 その4(遠野郷八幡宮 摂社 猫神社・岩手)
社務猫として活躍した「オトラ」が祀られている神社です。
参拝者の先導を行ったりと人気のあった猫だったようです。
猫神社では、オトラの御朱印がもらえます。