最有力なのは、「all correct(全て正しい)」のミススペルで、「oll korrect」の略語説です。

誤字による言葉遊びで、1830年に新聞記者がジョークで使い始めたものです。
この記事では最有力説を含めて、【OK/オーケー】という言葉の13の語源・由来を紹介しています。
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①語源・由来 |
②日本語と英語の意味の違い |
③何の略なのか/正式名称とは |
④「オーケー」「オッケー」の違い |
⑤フランス語表現 |
⑥ 中国語表現 |
⑦ 「OK」と略される地名 |
【OK/オーケー】13の語源・由来 | |
1 | 「言葉遊び/oll korrect」説 |
2 | 「大統領のニックネーム/old kinderhook」説 |
3 | 「死者ゼロ/0 kill」説 |
4 | 「大統領のスペルミス/oll korrect」説 |
5 | 「スコットランド語/och aye」説 |
6 | 「チョクトー語/okeh/hoke」説 |
7 | 「ドイツ語」説 |
8 | 「フランス語/aux Cayes」説 |
9 | 「フランス語/au quai」説 |
10 | 「鉄道貨物会社社員のイニシャル/Obediah Kelly」説 |
11 | 「フィンランド語/oikea」説 |
12 | 「ギリシャ語/olla kalla」説 |
13 | 「西アフリカの言語」説 |

【OK/オーケー】の意味 | |
日本語での意味 | いいよ、了解する、承認する |
英語での意味 | 了解、問題ない、大丈夫、まあまあ、悪くはない |

「OK」のフランス語表現 |
d’accord(ダコール) |

【OK】中国語表現 | |
沒問題(Méi wèntǐ) | 大丈夫です |
了解了(Liǎojiěle) | 了解した |
好(hǎo) | わかった |
行 (xíng) | いいですよ |


- 1 【OK/オーケー】13の語源・由来
- 1.1 その1(「言葉遊び/oll korrect」説)
- 1.2 その2(「大統領のニックネーム/old kinderhook」説)
- 1.3 その3(「死者ゼロ/0 kill」説)
- 1.4 その4(「大統領のスペルミス/oll korrect」説)
- 1.5 その5(「スコットランド語/och aye」説)
- 1.6 その6(「チョクトー語/okeh/hoke」説)
- 1.7 その7(「ドイツ語」説)
- 1.8 その8(「フランス語/aux Cayes」説)
- 1.9 その9(「フランス語/au quai」説)
- 1.10 その10(「鉄道貨物会社社員のイニシャル/Obediah Kelly」説)
- 1.11 その11(「フィンランド語/oikea」説)
- 1.12 その12(「ギリシャ語/olla kalla」説)
- 1.13 その13(「西アフリカの言語」説)
- 2 【OK/okay/okey】の意味/日本語と英語の意味の違いとは
- 3 【OK】は何の略なのか/正式名称「okay」「okey」との違いとは
- 4 「オーケー」「オッケー」の違いとは/正しいのはどっち
- 5 【OK/オーケー】のフランス語表現
- 6 【OK/オーケー】の中国語表現
- 7 「OK」と略されるアメリカの地名
【OK/オーケー】13の語源・由来
語源・由来
1 | 「言葉遊び/oll korrect」説 |
2 | 「大統領のニックネーム/old kinderhook」説 |
3 | 「死者ゼロ/0 kill」説 |
4 | 「大統領のスペルミス/oll korrect」説 |
5 | 「スコットランド語/och aye」説 |
6 | 「チョクトー語/okeh/hoke」説 |
7 | 「ドイツ語」説 |
8 | 「フランス語/aux Cayes」説 |
9 | 「フランス語/au quai」説 |
10 | 「鉄道貨物会社社員のイニシャル/Obediah Kelly」説 |
11 | 「フィンランド語/oikea」説 |
12 | 「ギリシャ語/olla kalla」説 |
13 | 「西アフリカの言語」説 |

「OK」の語源・由来に定説はありません。
「言葉遊び/oll korrect」説が有力とされています。
その1(「言葉遊び/oll korrect」説)
「OK」は、「oll korrect」の略語だという説です。
「oll korrect」は「all correct(全て正しい)」のミススペルで、誤字による言葉遊びです。
「OK」は記者がジョークで使い始めたもので、1839年にボストンの新聞「ボストン・モーニング・ポスト」で、初めて使われました。
最初の数年間は、スペルのミスの注釈付きで使われていましたが、数年で注釈が不要なほど一般に浸透しました。
「OK」はボストンで流行り、一般に広まりました。
その2(「大統領のニックネーム/old kinderhook」説)
「OK」は、「old kinderhook」の略語だという説です。
「old kinderhook」は、第8代アメリカ大統領マーティン・ヴァン・ビューレンのニックネームです。
「kinderhook」は大統領の出身地の地名で、「old」は「出身」という意味。
大統領の支持者は、「O.K.Club」というグループを作っていました。
この「OK」が「承認する」という意味で、一般に広まりました。
その3(「死者ゼロ/0 kill」説)
「OK」は、「0 kill」の略語だという説です。
「0 kill」は、第二次世界大戦中に、自分たちの部隊に死者がいなかったことを表しています。
数字の「0」がアルファベットの「O」に見えることから、「OK」と略されました。
「死者がいなかった」→「問題がない」という意味で使われるようになり、一般に広まりました。
その4(「大統領のスペルミス/oll korrect」説)
「OK」は、「oll korrect」の略語だという説です。
第7代アメリカ大統領のアンドリュー・ジャクソンは、スペリングが苦手でした。
大統領が書類を書く時に、「all correct(全て正しい)」のスペルを間違えて「oll korrect」としてしまったそうです。
これがきっかけで「OK」が使われるようになりました。
その5(「スコットランド語/och aye」説)
「OK」は、スコットランド語の「och aye」の略語だという説です。
「och aye」は、「it is good(わかった、いいね)」という意味の言葉です。
この発音を「OK」とアルファベットで表し、それが一般に広まりました。
その6(「チョクトー語/okeh/hoke」説)
「OK」は、チョクトー語の「okeh」又は「hoke」の略語だという説です。
「チョクトー語」は、アメリカ南東部のインディアン部族が使う言語の一つです。
チョクトー語の「okeh」「hoke」は、「it is so(そうだね、そのとおり)」という意味の言葉です。
この発音を「OK」とアルファベットで表し、それが一般に広まりました。
その7(「ドイツ語」説)
「OK」は、ドイツ語の「Oberkommando」だという説です。
「Oberkommando」は、「最高司令部」という意味の単語です。
これが略されて「OK」が使われるようになりました。
その8(「フランス語/aux Cayes」説)
「OK」の語源・由来は、フランス語の「aux Cayes」だという説です。
「aux」は「〜の、〜に」という意味で「オゥ」と発音します。
「Cayes(レカイ)」は、ハイチ南西部の港町で、ハイチ語で「Okay(オカイ)」です。
この発音を「OK」とアルファベットで表し、それが一般に広まりました。
その9(「フランス語/au quai」説)
「OK」の語源・由来は、フランス語の「au quai」だという説です。
「au」は「〜の、〜に」という意味で「オゥ」と発音します。
「quay」は、「波止場、埠頭」という意味の言葉です。
この発音を「OK」とアルファベットで表し、それが一般に広まりました。
その10(「鉄道貨物会社社員のイニシャル/Obediah Kelly」説)
「OK」は、「Obediah Kelly」の略語だという説です。
「Obediah Kelly(オバダイア・ケリー)」は鉄道貨物会社の社員の名前です。
ケリーは、自分がチェックした書類に「OK」とサインをしていました。
この「OK」が「承認する」という意味で、一般に広まりました。
その11(「フィンランド語/oikea」説)
「OK」の語源・由来は、フィンランド語の「oikea」だという説です。
「oikea」は「右」という意味で「オケイア」と発音します。
この発音を「OK」とアルファベットで表し、それが一般に広まりました。
その12(「ギリシャ語/olla kalla」説)
「OK」の語源・由来は、ギリシャ語の「olla kalla」だという説です。
「olla kalla」は「all good(全て順調・問題なし)」という意味の言葉です。
「olla kalla」が略されて「OK」と使われるようになりました。
その13(「西アフリカの言語」説)
「OK」の語源・由来は、西アフリカの言語だという説です。
どの単語だったのかは不明ですが、「yes indeed(そうだね、はい確かに)」「all right(大丈夫)」という意味を持ち、西アフリカの奴隷が使っていた言葉です。
その言葉が「OK」と略されて使われるようになりました。
【OK/okay/okey】の意味/日本語と英語の意味の違いとは
【OK/okay/okey】の意味
- ❶日本語の意味
- ❷英語の意味
- ❸「I’m OK(アイムオーケー)」の意味
- ❹「It’s OK(イッツオーケー)」の意味

日本語の意味
日本語で「OK/okay/okey」は、「了解、いいよ」のようなポジティブな意味で使われます。
【OK/okay/okey】日本語の意味 |
いいよ、了解する、承認する |
英語の意味
英語で「OK/okay/okey」は、「悪くはない」「まあまあかな」などの意味で使われます。
日本よりもポジティブな意味合いが薄く、ポジティブでない意味で使われることも多いです。
【OK/okay/okey】英語の意味 |
了解、問題ない、大丈夫、まあまあ、悪くはない |
「I’m OK(アイムオーケー)」の意味
「I’m OK(アイムオーケー)」は、「大丈夫です、結構です」という意味です。
「I’m OK(アイムオーケー)」の意味 |
大丈夫です(健康面で)、結構です(断るとき) |

(顔色悪いけど、大丈夫?)
(大丈夫よ。)

「It’s OK(イッツオーケー)」の意味
「It’s OK(イッツオーケー)」は、「気にしないで」という意味です。
「It’s OK(イッツオーケー)」の意味 |
気にしないで |
「Okie-Dokie/Okey-Dokey(オーキードーキー)」の意味
「Okie-Dokie/Okey-Dokey(オーキードーキー)」は「OK」の砕けた表現で、意味も同じです。
「Okie-Dokie/Okey-Dokey(オーキードーキー)」の意味 |
大丈夫 |
親しい人と話すときや、場を盛り上げたいときなどに使われます。
フォーマルな場や目上の人に対して使うのはNGです。
【OK】は何の略なのか/正式名称「okay」「okey」との違いとは

「OK」は、「okay」「okey」の略で、どれも同じ意味で使われます。
「OK」の語源・由来は「all correct(全て正しい)」のミススペルの「oll korrect」というのが有力説です。
つまり、「okay」「okey」は後から付けられたスペルということになります。
「オーケー」「オッケー」の違いとは/正しいのはどっち

「オーケー」「オッケー」はどちらも「OK」を表しているので正しいです。
「OK」の発音は「òʊkéɪ(オゥケィ)」です。
「オーケー」の方がネイティブの発音に近いです。
【OK/オーケー】のフランス語表現

「OK」のフランス語表現は「d’accord」です。
「d’accord」は、「わかった」という意味です。
「OK」のフランス語表現 |
d’accord(ダコール) |
「OK」も「d’accord」も同じようにどちらも使われます。
【OK/オーケー】の中国語表現

「OK」の中国語表現は「沒問題」などです。
【OK】中国語表現 | |
沒問題(Méi wèntǐ) | 大丈夫です |
了解了(Liǎojiěle) | 了解した |
好(hǎo) | わかった |
行 (xíng) | いいですよ |
「OK」と略されるアメリカの地名

アメリカ合衆国のオクラホマ州(Oklahoma)は、「OK」と略されます。
「オクラホマ」は、チョクトー族のインディアンの言葉で「赤い人々」という意味。
アメリカ合衆国の南中部にある州で、州都はオクラホマシティ市です。
50ある州の中で、46番目に成立し、面積は第20位、人口は第28位です。