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①由来・語源 |
②意味・学名 |
③起源 |
④漢字表記・漢字の由来 |
⑤中国語表現と台湾語表現 |
⑥英語表現 |
【パンダ】由来・語源の有力説 |
【竹を食べる者説】 パンダは竹を主食にしていることから、ネパール語で「竹を食べる者」の意味の「nigalya ponya(ニガリヤ・ポンヤ)」に由来 |

【パンダ】の意味 |
・食肉目の哺乳類で、毛色が白と黒で染め分けられている ・ジャイアントパンダとレッサーパンダの2種類だが、普通はジャイアントパンダを指す |

【パンダ】の学名 |
Ailuropoda melanoleuca |

【パンダ】の起源と祖先 |
起源はヨーロッパで、「クレトゾイアルクトス・ベアトリクス」という絶滅動物が祖先 |

【パンダ】の漢字表記 | |
パンダ | 熊猫 |
ジャイアントパンダ | 大熊猫 |
レッサーパンダ | 小熊猫 |

【パンダ】の中国語表現 |
熊猫(xióngmāo) |

【パンダ】の台湾語表現 |
猫熊(māoxióng) |

【パンダ】3つの英語表現 | ||
panda | panda bear | giant panda |


【パンダ】3つの由来・語源

由来・語源
- ❶竹を食べる者説
- ❷手足の母指球説
- ❸太い説
- ❹由来がネパール語の理由はレッサーパンダと関係があった
【パンダ】の由来・語源には3つの説があります。
3つの説のうち「竹を食べる者説」が有力とされています。
その1(竹を食べる者説)
パンダの語源は、ネパール語の「nigalya ponya(ニガリヤ・ポンヤ)」に由来しているという説です。
「nigalya ponya(ニガリヤ・ポンヤ)」とは、このような意味です。
「nigalya ponya(ニガリヤ・ポンヤ)」の意味 |
竹を食べる者 |
パンダは竹や笹を主食としているので、「nigalya ponya(ニガリヤ・ポンヤ)」と呼ばれていました。
「nigalya ponya(ニガリヤ・ポンヤ)」の「パンヤ」が「パンダ」に転化しました。
その2(手足の母指球説)
パンダの語源は、ネパール語の「panja(パンジャ)」に由来しているという説です。
「panja(パンジャ)」の意味 |
手足の母指球 |
パンダは主食の竹や笹を母指球を使って上手に食べるので「panja(パンジャ)」と呼ばれていました。
「パンジャ」が「パンダ」に転化したという説です。
その3(太い説)
パンダの語源は、中国語の「胖的」に由来するという説です。
「胖的」の意味 |
太い |
「胖的(Pàng de)」は、「パンダ」と発音します。
昔、中国で初めてパンダを見た学者が「あの動物はなんですか?」と現地の人に聞いたそうです。
現地の人が「熊猫だ」と説明しますが理解してもらえず「太った熊」と説明したのだとか。
学者が「太った(胖的:パンダ)」という言葉を動物の名前と勘違いしてしまい「パンダ」と呼ばれるようになりました。
由来がネパール語の理由はレッサーパンダと関係があった
パンダの生息地は、主に中国四川省と甘粛省の民山山脈です。
ネパールと中国は少し距離があるのですが、パンダがネパール語に由来するのは、レッサーパンダがネパールで発見されたことに関係しています。
発見年 | 発見地 | |
レッサーパンダ | 1835年 | ネパール |
パンダ | 1869年 | 中国 |
先に、レッサーパンダがネパールで発見され、ネパール語で「パンダ」と命名されました。
その後にジャイアントパンダがチベットで発見されたため、ネパール語に由来しているのです。

よろしければお読みください。
パンダは笹以外に魚や肉も食べる!笹や竹ばかり食べるのはなぜ |
パンダのしっぽの色は白色だった!黒色だと勘違いされている理由 |
【パンダ】の意味と学名

意味と学名
- ❶【パンダ】の意味
- ❷【パンダ】の学名と分類
- ❸「ミアキス」とは
【パンダ】の意味
【パンダ】とは、食肉目の哺乳類です。
【パンダ】の意味 |
・食肉目の哺乳類で、毛色が白と黒で染め分けられている ・ジャイアントパンダとレッサーパンダの2種類だが、普通はジャイアントパンダを指す |
【パンダ】の学名と分類
パンダの学名は「Ailuropoda melanoleuca」です。
学名 | Ailuropoda melanoleuca |
分類 | 食肉目 クマ科 ジャイアントパンダ属 |
食肉目は、ミアキスという太古の動物を祖先とする動物で、 ネコ科、イヌ科、クマ科などが含まれます。
中国では、ジャイアントパンダ科は独立したものであるとされ、食肉目のジャイアントパンダ科に分類するのが一般的とされています。
「ミアキス」とは
「ミアキス」は、犬や猫、アシカなど食肉目の祖先とされる動物で、約6500万年前-4500万年前に生息していました。
見た目はイタチに似ていて、体長は約30cm、細長い胴体と短い足、長い尻尾が特徴です。
爪は猫のように出し入れができ、骨盤の形は犬に近かったようです。
【パンダ】の起源は中国ではなくヨーロッパ

パンダの起源は、中国と思われがちですがヨーロッパです。
スペインでは「クレトゾイアルクトス・ベアトリクス」という、 パンダの祖先である絶滅動物の化石が見つかっています。
「クレトゾイアルクトス・ベアトリクス」は、南西ヨーロッパの温暖湿潤地域に生息していた動物です。
木登りが得意な、固い植物を主食としていた雑食動物で、現在のパンダよりも小さめのサイズだったようです。
【パンダ】の漢字表記・漢字の由来

漢字表記・漢字の由来
- ❶【パンダ】の漢字表記
- ❷【パンダ】の漢字の由来
【パンダ】の漢字表記
【パンダ】の漢字表記はこのようになります。
【パンダ】の漢字表記 | |
パンダ | 熊猫 |
ジャイアントパンダ | 大熊猫 |
レッサーパンダ | 小熊猫 |
「熊猫」はパンダの総称となります。
【パンダ】漢字の由来
パンダの生息地である中国では、ジャイアントパンダよりもレッサーパンダの方が先に発見されました。
レッサーパンダは「顔が熊、体は猫」に似ているので「熊猫」と命名されました。
その後ジャイアントパンダが発見され、レッサーパンダよりも大きなパンダなので「大熊猫」と命名されました。
【パンダ】の中国語表現と台湾語表現

【パンダ】の中国語表現(熊猫)
パンダの中国語表現は「熊猫」です。
【パンダ】の中国語表現 |
熊猫(xióngmāo) |
一般的には「熊猫」で「パンダ」の意味が通じます。
しっかりと区別するときは、ジャイアントパンダ「大熊猫(dà xióngmāo ダーシィォンマオ)」、レッサーパンダ「小熊猫(xiǎo xióngmāo シァォシィォンマオ)」となります。
【パンダ】の台湾語表現(猫熊)
パンダの台湾語の表現は「猫熊」です。
【パンダ】の台湾語表現 |
猫熊(māo xióng) |
パンダは「顔が猫、体が熊」に似ているので「猫熊」なのだそうです。
中国語と台湾語の文字が逆な都市伝説的な理由
中国語と台湾語の文字が逆な都市伝説的な理由は、四川省の博物館で開催された「パンダ展」に由来します。
開催者が、パンダを横書きで「猫熊」と書いたのですが、間違って「熊猫」と読んだ人がいたそうです。
皆が「熊猫」と呼ぶようになったので、それが中国語では定着し「熊猫」となったわけです。
中国語では右側の文字がカテゴリーを表すことが多いそうです。
このルールだと、パンダは熊の仲間なので「猫熊」の方が自然です。
【パンダ】の英語表現

英語表現
panda | panda bear | giant panda |
その1(panda)
最もシンプルな表現で、最も使われるの表現が「panda」です。
Pandas eat bamboo and bamboo grass. |
パンダは竹や笹を食べます。 |
その2(panda bear)
パンダはクマ科に分類されていて、熊に近いことがわかっています。
最近では「panda bear」と呼ばれることも多いです。
Panda bears are very cute. |
パンダはとても可愛らしいです。 |
その3(giant panda)
レッサーパンダと区別するときは「giant panda」が使われます。
My favorite animal is a giant panda. |
私の好きな動物はパンダです。 |