【出来る】【できる】違いと使い分け/例文でわかりやすく解説

ハルちゃん
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【出来る】【できる】はどちらも同じ意味の言葉ですが、品詞によって漢字と平仮名で使い分けが必要です。
出来る 名詞として使用 例)出来事・上出来
できる 動詞・副詞として使用 例)〜することができる・できる限り・理解ができる



みーちゃん
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【出来る】【できる】違いと使い分け

違いと使い分け

 
【出来る】【できる】はどちらも同じ意味の言葉ですが、品詞によって漢字と平仮名で使い分けが必要です。
  
漢字表記の【出来る】は、「出来事」「上出来」「出来合」など名詞の場合に使われます。
  
ひらがな表記の【できる】は、「〜することができる」「理解ができる」「できる限り」など動詞・副詞の場合に使われます。
 
例えば「理解ができる」は動詞なので平仮名にするのが正しく、「理解が出来る」と漢字で表記するのは間違いとなります。
 

【出来る】【できる】違い・使い分け
出来る 名詞として使用 例)出来事・上出来
できる 動詞・副詞として使用 例)〜することができる・できる限り・利用できる

  

文化庁の「公用文作成の要領」

 
文化庁が用語の書き表し方の基準をまとめた「公用文作成の要領」があります。
  
これにも、【出来る】【できる】の使い分けについては「動詞、副詞、形容詞は漢字で書くことを基本とするが、動詞は仮名で書く」との記載があります。
 

 
また、新聞記者など文章を扱うのプロ向けに、文章の書き方や、表記上のルールなどをまとめた「記者ハンドブック」にも、「動詞、副詞などは原則として平仮名書き」と書かれています。



平仮名の【できる】/意味と使い方

意味

 
動詞の【できる】には、12個の意味があり、様々な場面で使われます。
  
主な意味は次のようになります。

動詞【できる】の主な意味
新しい物事が生じる・発生する 作物などが作られる・生産される
完全なものが作り上げられること 人格・能力・成績などが優れている
能力や可能性がある 建物や組織などが作られる

 

使い方の例文

 
【できる】は次のように使われます。

【できる】の使い方
地区センターの利用ができる 雨が上がり虹ができた
ようやく論文ができた このベッドはダンボールでできている
彼女は勉強ができる かれは英語ができる
年末はのんびりできそうだ 今年はトマトがたくさんできた



漢字の【出来る】/意味と使い方

意味

 
【出来る】の意味は【できる】と同じです。
  

使い方の例

 
名詞の場合は漢字で表記します。
  
動詞【できる】の連用形がそのまま名詞として使われる言葉です。
 

【出来る】の使い方
上出来 出来具合 出来事 出来上がり
出来過ぎ 出来心 出来合 出来過ぎ
出来損なう 出来が良い 出来値 出来栄え




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