【ピーマン】3つの漢字と由来・語源/パプリカ・赤ピーマンとの違いを解説

ハルちゃん
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【ピーマン】には3つの漢字表記があります。

【ピーマン】3つの漢字表記
甘唐辛子 西洋唐辛子 青椒

 
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【ピーマン】には3つの由来・語源があります。
 
最有力説は、フランス語の「piment(ピマン)」説です。
 
「piment(ピマン)」は「唐辛子」という意味です。
 
日本に「唐辛子」が渡来したのが江戸時代、「ピーマン」が渡来したのが明治時代です。
  
先に辛味のある「唐辛子」が伝わったことから意味がずれ、辛味のない唐辛子を【ピーマン】と呼ぶようになりました。
 
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みーちゃん
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この記事では【ピーマン】の次のことについてお伝えします。
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漢字表記
漢字の由来
由来・語源
【ピーマン】の特徴/パプリカ・赤ピーマンとの違い
原産地・歴史・学名
珍しいピーマン
外国語表現
「頭がピーマン」の意味
 

【ピーマン】とパプリカの違い
ピーマン パプリカ
収穫のタイミング 成熟前に収穫 成熟してから収穫
緑色 赤色・黄色・オレンジ色
青臭く苦味がある 甘みが強い
大きさ 40g程度 ピーマンよりも大きく150g程度
皮の厚み 薄い 7~10mmと厚い
ビタミンC
カロテン
ピーマンの2倍以上
【ピーマン】と赤ピーマンの違い
ピーマン 赤ピーマン
収穫のタイミング 成熟前に収穫 成熟してから収穫
青臭く苦味がある 甘みが強い
ビタミンC
カロテン
ピーマンの2倍
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【ピーマン】の原産地
中南米の熱帯地方(ペルー・コロンビア・メキシコなど)
【ピーマン】の学名
Capsicum annuum
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【ピーマン】の外国語表現
英語 ①green pepper
②bell Pepper
フランス語 poivron
スペイン語 pimiento
ポルトガル語 pimenta verde
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「頭がピーマン」の意味
・中身がない
・頭が悪い
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【ピーマン】3つの漢字表記

ハルちゃん
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この章では【ピーマン】の漢字表記をお伝えします。

 
【ピーマン】には3つの漢字表記があります。

【ピーマン】3つの漢字表記
甘唐辛子 西洋唐辛子 青椒

どれも難しいですが【ピーマン】と読みます。
  

【ピーマン】漢字の由来

漢字の由来

     

  • ❶甘唐辛子
  • ❷西洋唐辛子
  • ❸青椒
この章では【ピーマン】の漢字の由来をお伝えします。
みーちゃん
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【ピーマン】の漢字表記にはそれぞれ由来があります。

その1(甘唐辛子)

 
「甘唐辛子」は「あまとうがらし」とも読みます。
  
【ピーマン】が日本に伝わったのは明治時代、ピーマンの仲間である「唐辛子」が日本に伝わったのは江戸時代です。
  
【ピーマン】と「唐辛子」は見た目が似ていますが、【ピーマン】は辛くありません。
  
見た目は似ているけど味が違うので「甘唐辛子」という漢字が当てられました。
  

その2(西洋唐辛子)

 
「西洋唐辛子」は「せいようとうがらし」とも読みます。
  
【ピーマン】は、明治時代にアメリカから日本に伝わり品種改良されました。
  
アメリカから伝わり、見た目が「唐辛子」に似ているころから「西洋唐辛子」という漢字が当てられました。
  

その3(青椒)

 
「青椒」は【ピーマン】という意味の中国語で「チンジャオ」と読みます。
  
ピーマンが使われている有名な中華料理に「青椒肉絲(チンジャーロース)」があります。
  
中国語の「青椒」が、そのまま【ピーマン】の漢字に当てられました。



【ピーマン】3つの由来・語源

由来・語源

     

  • ❶フランス語の「piment(ピマン)」説
  • ❷ポルトガル語の「pimento(ピーメント)」説
  • ❸スペイン語の「pimiento(ピミュエント)」説
  • ❹語源はすべて同じ
ハルちゃん
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この章では【ピーマン】の由来・語源をお伝えします。

 
【ピーマン】には3つの由来・語源がありますが、定説はありません。
  
有力なのは、フランス語の「piment(ピマン)」説です。

その1(フランス語の「piment(ピマン)」説)

 
【ピーマン】の語源はフランス語の「piment(ピマン)」に由来する説です。
  
「piment(ピマン)」は「唐辛子」という意味です。
  
「唐辛子」は江戸時代に、辛味のない唐辛子(現在のピーマン)は明治時代に日本に伝わりました。
  
日本に伝わった当初、辛味のない唐辛子(現在のピーマン)は「甘トウガラシ」と呼ばれていました。
  
辛味のある唐辛子が先に日本に伝わったことから、意味がずれて、昭和30年頃から【ピーマン】という呼び名が定着しました。
  

その2(ポルトガル語の「pimento(ピーメント)」説)

 
【ピーマン】の語源はポルトガル語の「pimento(ピーメント)」に由来する説です。
  
「pimento(ピーメント)」も「唐辛子」という意味です。
  
辛味のある唐辛子が先に日本に伝わったことから、意味がずれて、昭和30年頃から【ピーマン】という呼び名が定着しました。
  

その3(スペイン語の「pimiento(ピミュエント)」説)

 
【ピーマン】の語源はスペイン語の「pimiento(ピミュエント)に由来する説です。
  
「pimiento(ピミュエント)」も「唐辛子」という意味です。
  
辛味のある唐辛子が先に日本に伝わったことから、意味がずれて、昭和30年頃から【ピーマン】という呼び名が定着しました。
  

語源はすべて同じ

 

【ピーマン】3つの由来・語源
1 フランス語の「piment(ピマン)」
2 ポルトガル語の「pimento(ピーメント)」
3 スペイン語の「pimiento(ピミュエント)

 
【ピーマン】の由来・語源の3説の言葉の語源は、どれも同じでラテン語の「pigmentum」です。
  
「pigmentum」は「顔料・塗料」という意味です。
  

【ピーマン】の特徴/パプリカ・赤ピーマンとの違い

特徴

     

  • ❶【ピーマン】の特徴
  • ❷【ピーマン】とパプリカの違い
  • ❸【ピーマン】と赤ピーマンの違い
この章では【ピーマン】の特徴/パプリカ・赤ピーマンとの違いをお伝えします。
みーちゃん
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【ピーマン】の特徴

 
【ピーマン】は唐辛子の仲間で、ナス科トウガラシ属に分類されます。
  
パプリカや獅子唐辛子は、ピーマンの仲間です。
  
旬の時期は夏。
  
青臭さと苦味があり皮が薄く、栄養価が高く、ビタミンCの含有量が高い野菜です。
  

【ピーマン】とパプリカの違い

 
【ピーマン】とパプリカの違いは、大きさ・皮の厚み・色・味などです。

【ピーマン】とパプリカの違い
ピーマン パプリカ
収穫のタイミング 成熟前に収穫 成熟してから収穫
緑色 赤色・黄色・オレンジ色
青臭く苦味がある 甘みが強い
大きさ 40g程度 ピーマンよりも大きく150g程度
皮の厚み 薄い 7~10mmと厚い
ビタミンC
カロテン
ピーマンの2倍以上

「カラーピーマン」と呼ばれることもありますが、その中でも、大きくて皮が厚く、赤色・黄色・オレンジ色のものは「パプリカ」と呼ぶことが多いです。
  

【ピーマン】と赤ピーマンの違い

 
【ピーマン】と赤ピーマンの違いは、収穫のタイミング・色・味です。

【ピーマン】と赤ピーマンの違い
ピーマン 赤ピーマン
収穫のタイミング 成熟前に収穫 成熟してから収穫
青臭く苦味がある 甘みが強い
ビタミンC
カロテン
ピーマンの2倍

【ピーマン】は熟すと黄色やオレンジ、赤色へと変化していき「カラーピーマン」と呼ばれます。
  
赤色のものが「赤ピーマン」です。



【ピーマン】の原産地・歴史・学名

原産地・歴史・学名

     

  • ❶原産地
  • ❷歴史
  • ❸学名
ハルちゃん
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この章では【ピーマン】の原産地・歴史・学名をお伝えします。

原産地

 
【ピーマン】の原産地は、中南米の熱帯地方(ペルー・コロンビア・メキシコなど)です。

【ピーマン】の原産地
中南米の熱帯地方(ペルー・コロンビア・メキシコなど)

日本国内では主に、鹿児島県・宮崎県・高知県・茨城県・岩手県・北海道で生産されています。
  

歴史

 
【ピーマン】の祖先は「唐辛子」です。
  
1493年(大航海時代)にコロンブスがスペインに唐辛子を持ち帰り、ヨーロッパに広まりました。
  
その後、ポルトガル人やイギリス人によって、インド→中国→日本へ伝わりました。
  
「唐辛子」が日本に伝わったのは、江戸時代です。
  
【ピーマン】は、唐辛子が品種改良されたもので、辛みの成分(カプサイシン)のない種類です。
  
日本に【ピーマン】が伝わったのは、明治時代です。
  
渡来当時はあまり普及しませんでしたが、第二次世界大戦後に栄養価が注目され、一般に広まり本格的に栽培されるようになりました。
  

学名

 
【ピーマン】の学名は「Capsicum annuum」です。

【ピーマン】の学名
Capsicum annuum

 

珍しい【ピーマン】

珍しいピーマン

     

  • ❶こどもピーマン「ピー太郎」
  • ❷ちぐさピーマン
  • ❸フルーツピーマン
  • ❹ジャンボピーマン
この章では珍しい【ピーマン】をお伝えします。
みーちゃん
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その1(こどもピーマン「ピー太郎」)

 
ピーマン嫌いな子供のために開発されたのが、こどもピーマン「ピー太郎」です。
  
「桃太郎トマト」で知られる種苗会社「タキイ種苗」が、2010年11月に発表した新品種のピーマンです。
  
一般的なピーマンに比べて、甘みが強く、肉厚でジューシー、ビタミンCやカロテンも豊富に含まれています。
  

その2(ちぐさピーマン)

 
「ちぐさピーマン」は、パプリカのような大きさが特徴です。
  
肉厚でジューシーで、苦味が少なく甘みがあるので、ピーマンが苦手な方も美味しく食べられます。
  

その3(フルーツピーマン)

 
フルーツピーマンは、サラダなどの生食に向いているピーマンです。
  
小ぶりで、皮が薄く苦味もなく、甘みがあり、種もあまり入っていません。
  
「ぱぷ丸」「セニョリータ」「アナスタシア」などの品種があります。
  

その4(ジャンボピーマン)

 
ジャンボピーマンは、一般のピーマンの3倍〜5倍の大きさがあります。
  
長さ15cm〜20cm、重さ150gと、パプリカのような大きさです。
  
肉厚で甘みがあるので、ピーマンが苦手でも美味しく食べられます。
  
「デカチャンプ」「とんがりパワー」などの品種があります。
  

【ピーマン】の外国語表現

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この章では【ピーマン】の外国語表現をお伝えします。
【ピーマン】の外国語表現
英語 ①green pepper
②bell Pepper
フランス語 poivron
スペイン語 pimiento
ポルトガル語 pimenta verde

 
英語表現で、green pepperはピーマンを、bell Pepperはピーマンとパプリカの両方を指します。
  

「頭がピーマン」の意味とは

 
「頭がピーマン」の意味は、「中身がない」「頭が悪い」です。

「頭がピーマン」の意味
・中身がない
・頭が悪い

 
ピーマンは中が空洞でスカスカしています。
  
「中身がスカスカ→中身がない→頭が悪い」という意味です。
  
同じように「話がピーマン(話の中身がからっぽ、話が通じない)」と使われることもあります。
  
どちらも軽蔑の意味が込められている言葉です。




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