

他にも、紫陽花の英語名や別名についてまとめました。
詳しくは記事に書いてありますので、お読み下さい。
紫陽花(アジサイ)の花言葉は「高嶺の花」
紫陽花の花言葉はたくさんあります。
紫陽花全体・色別・品種別・それぞれ異なる花言葉がつけられています。
紫陽花全体の花言葉
紫陽花全体の花言葉は、このようになります。
・高嶺の花 ・家族団欒 ・和気あいあい ・移り気 ・浮気 ・無常 |
紫陽花全体の花言葉の由来
紫陽花は、小さな花が集まって咲いている花です。
小さな花が集まっている様子が、家族を連想させることから「家族・家族団欒」という花言葉がつけられました。
また、紫陽花は時間とともに花の色が変化します。
色の変化から心の移り変わりが連想され、「高嶺の花」という花言葉がつけられました。
紫陽花の花言葉は怖い
紫陽花には色や品種ごとに花言葉があり、中には「冷淡」なんて言うネガティブなものがあります。
「冷淡」なんていう花言葉の紫陽花を贈り物としてもらったら、ちょっと怖いですよね。
紫陽花は花の色によって花言葉が違います。
紫陽花を贈るときは、花の色に注意が必要です。
【色別】紫陽花の花言葉と由来
【青色・紫色】紫陽花の花言葉と由来
紫陽花の花言葉は、花の色によって異なります。
【花言葉】青色・紫色の場合
青色・紫色の紫陽花の花言葉はこのようになります。
・辛抱強い愛情 ・神秘的 ・知的 ・冷淡 ・無常 ・高慢 |
【由来】青色・紫色の場合
「辛抱強い愛情」という花言葉は、ドイツ人医師(シーボルト)と日本人女性(お滝さん)のカップルのエピソードに由来しています。
幸せに暮らしていた2人ですが、ある日、突然シーボルトにスパイ容疑がかけられ国外追放に。。。
2人は引き裂かれてしまいます。
シーボルトはドイツに紫陽花を持ち帰り、紫陽花にお滝さんの名前をとった「オタクサ」という名前をつけました。
この2人の「離れても思っている」という気持ちから、花言葉がつけられたようです。
【ピンク色・赤色】紫陽花の花言葉と由来
【花言葉】ピンク色・赤色の場合
ピンク色・赤色の紫陽花の花言葉はこのようになります。
・元気な女性 ・強い愛情 |
母の日の紫陽花を贈る場合は、ピンク色か赤色を選んだほうがいいですね。
【由来】ピンク色・赤色の場合
「元気な女性」という花言葉はフランスでつけられました。
フランスで紫陽花が咲くのは日本と同じ6月-7月です。
この時期のフランスは、気温が20度前後で湿度が低く、とても過ごしやすい気候だそうです。
この過ごしやすい気候と、カラフルで可愛らしいピンク色から連想されたのが「元気な女性」という花言葉です。
フランスは土壌がアルカリ性のため、ピンク色・赤色の紫陽花が多いようです。
【白色】紫陽花の花言葉と由来
【花言葉】白色の場合
白色の紫陽花の花言葉はこのようになります。
・寛容 ・ひたむきな愛情 ・一途な愛情 |
【由来】白色の紫陽花の場合
紫陽花は時間とともに花の色が変化するのですが、白色の紫陽花は変化しません。
白色の紫陽花は、全てを受け入れる寛容な広い心を連想させます。
「嫁ぎ先の色に染まる」という意味から、結婚式のブーケにも使われています。
【緑色】紫陽花の花言葉
緑色の紫陽花の花言葉は「ひたむきな愛」です。
【品種別】紫陽花の花言葉と由来
ガクアジサイの花言葉と由来
ガクアジサイの花言葉は「謙虚」です。
ガクアジサイは日本原産の品種で、装飾花と呼ばれる花が少ないのが特徴です。
このように、装飾花の多い西洋アジサイに比べると、ガクアジサイは見た目が「謙虚」です。
「謙虚」という花言葉は、ガクアジサイの姿そのものです。
ヤマアジサイの花言葉と由来
ヤマアジサイの花言葉は「乙女の愛」です。
ヤマアジサイは、山で育ち、花や葉が小さいのが特徴です。
他の紫陽花に比べると、華奢で可憐、清楚です。
その見た目から花言葉がつけられたようです。
カシワバアジサイの花言葉と由来
カシワバアジサイの花言葉は、このようになります。
・皆を引き付ける魅力 ・汚れなき心 ・慈愛 ・元気な女性 |
カシワバアジサイは、大きな葉と、ピラミッド型に咲く花が特徴のアジサイです。
花が隙間なく咲き、ボリュームがあるので豪華な印象の紫陽花です。
この見た目から「皆を引き付ける魅力」という花言葉がつけられたようです。
紫陽花(アジサイ)を英語で表現すると「hydrangea」
英語で表現すると「hydrangea」
紫陽花は英語で「hydrangea」です。
ギリシャ語の「水:hydro」と「器:angea」が語源とされています。
英語の発音・読み方
紫陽花の英語表現「hydrangea」は「ハイドレンジア」と読みます。
発音は難しく「ハイジュレンジァ」
発音記号は「hɑɪdréɪndʒə」です。
英語の花言葉
紫陽花の英語の花言葉はこのようになります。
花言葉 | 日本語訳 |
heartlessness | 冷酷 |
boastfulness | 高慢・傲慢 |
You are cold | あなたは冷たい人 |
ネガティブな言葉が多いです。
紫陽花(アジサイ)の別名とは
別名 その1(四片・よひら)
紫陽花の花びらに見えるのは、「がく」という部分です。
紫陽花には「がく」が四片あることから、この名前がつきました。
別名 その2(七変化・しちへんげ)
紫陽花の花は時間とともに色が変化します。
その様子から「七変化」と呼ばれるようになりました。
別名 その3(手毬花・大手毬)
紫陽花の花が丸く密に咲いた状態が手毬に似ている。
このことからつけられた名前です。
別名 その4(八仙花・はっせんか)
「七変化」と同様に、紫陽花の花の色が時間とともに変化することからつけられました。
別名 その5(オタクサ)
江戸時代に引き離されてしまったカップルの女性の名前「お滝さん」
お滝さんの名前から「オタクサ」と名前がつけられました。
紫陽花(アジサイ)の色が変化する理由
紫陽花(アジサイ)の色が変化する理由
紫陽花には様々な色の品種があり、同じ品種でも時間とともに色が変わります。
紫陽花の色は、紫陽花に含まれるアントシアニンの色素と、土壌の酸性度で決まります。
土壌の酸性度 | 花の色 |
酸性 | 青色 |
中性 | 紫色 |
アルカリ性 | ピンク色・赤色 |
紫陽花(アジサイ)の色が変化するメカニズム
土壌が酸性だと、アルミニウムがよく溶けます。
土壌に溶けたアルミニウムを紫陽花が吸収し、アントシアニンと結合することで青色の花が咲きます。
そのため、土壌が酸性だと青色の花が咲くのです。
土壌がアルカリ性の場合は、アルミニウムが溶けにくいので、紫陽花がピンク色や赤色になります。
紫陽花(アジサイ)の由来と語源
紫陽花の語源は「あづさい」という言葉に由来しています。
「あづさい」とは「藍色が集まったもの」という意味です。
あづ:集まる(特に小さいもの) さい:さあい(真藍)の約 |
紫陽花は、青く小さな花が集まって咲く様子から、「あづさい」と呼ばれていました。
この言葉が訛って「あじさい」に変化したようです。