夜の虹(月虹・げっこう)は国内でも見ることができます。
生きているうちに一度は見てみたいと思いませんか?
この記事では、
国内で月虹が見れる場所
夜に虹が見れる理由と条件
この三つについてお伝えします。
夜の虹(月虹)の動画!
まずは月虹の動画をご覧ください。神秘的で素敵です!
国内にもあった!夜の虹(月虹)が見れる場所4選!
夜の虹(月虹)が見れる場所 その1(石垣島)
チャンスはそれほど多くありませんが、石垣島でも月虹を見ることができます。
石垣島で前回月虹が観測されたのは、2016年10月、前々回は2012年1月。
やっぱり他の場所と比べてしまうと少ないですね。
なかなか見れない場所だからこそ、更に価値があるような気もします。
石垣島でも神秘的な月虹は、幸せの象徴とされています。
今度石垣島に行くときは、満月に合わせて行きたいなと思います!
夜の虹(月虹)が見れる場所 その2(ハワイ)
月虹が見れる場所として最も有名なのはハワイです。
中でもカウアイ島が一番のスポットなんだとか。
自然が多く人工的な光も少ないし、海からの湿った空気もある。
満月の日や満月に近い日にカウアイ島を散策していたら、遭遇できる可能性はかなり高いようです。
行ってみたくなりますね!
夜の虹(月虹)が見れる場所 その3(ビクトリアの滝)
ビクトリアの滝でも月虹を見ることができます。
アフリカではルナレインボーと呼ばれて人気があるそうで、満月の夜はビクトリアの滝も開放されているようです。
時期的には雨期が終わった直後の満月のときがいいのだとか。
昼間は迫力のある滝を見て、夜は神秘的なルナレインボーを見る!
昼と夜では全く違う場所のように感じられるのでしょうね。
こちらも、行ってみたくなりますね。
夜の虹(月虹)が見れる場所 その4(ヨセミテ滝)
ヨセミテ公園にあるヨセミテ滝でも月虹を見ることができます。
雪解け後など、ある程度水量が豊富な時期がいいようです。
ヨセミテ公園は24時間開放されていて、夜も虹や星空を求めてたくさんの人が訪れるのだとか。
開放されている時間が長いと、月虹を見れる可能性も高くなりますね。
こちらも、行ってみたい!
夜の虹(月虹)が見える理由は満月だった
夜に見れる虹のことを「月虹(げっこう)」と言います。
海外では、ムーンレインボー、ムーンボウ、ルナレインボー、ナイトレインボーなど様々な呼び方をされています。
夜に虹が見れるのは、月が空気中を漂っている水滴を照らし、月の光が屈折や反射をするからです。
虹色になるのは、月の光が屈折する角度によって色が異なるためです。
月が光っているのは、太陽の光を反射しているだけなので、太陽の光に比べるととても弱いものです。
そのため、満月か満月に近いくらいの明るさがないと月虹は見れません。
その他にも、いくつかの条件が揃わないと、月虹を見ることはできません。
夜の虹(月虹)が見れる条件
夜の虹(月虹)が見れる条件 その1(満月であること)
光が水滴に屈折・反射することで虹はできます。
そのため、月の光はなるべく強い方がいいんですね。
できる限り明るい夜が理想です。
満月か満月に近いくらいの明るさがないと、月虹を見るのは難しいです。
夜の虹(月虹)が見れる条件 その2(観測地点が暗いこと)
観測地点に人工的な光がないことが重要です。
民家や電灯などに邪魔されない、海岸や山の上など、周りに物がなく暗い場所が理想です。
また、月と反対側の空が明るいと見えにくくなるので、人里から離れたところが良いようです。
夜の虹(月虹)が見れる条件 その3(空気中に水滴が多いこと)
光があっても反射する水滴がないと虹は見れません。
雨上がりなど湿気の多いことが必要になります。
理想は雨が降り、晴れて、また雨が降るというような、天気が急変する時が良いようです。
夕立やスコールの後の晴れ間などはチャンスですね!
夜の虹(月虹)を見ると幸せになれる理由とハワイの女神の伝説
夜の虹(月虹)を見ると幸せになれる理由
ハワイでは虹は幸せのシンボル!
「No Rain, No Rainbow」ということわざがあり、これは、「辛いことの後には必ず幸せが訪れる!」という前向きな言葉です。
ハワイ州にはレインボーステート(虹の州)という愛称があったり、車のナンバープレートに虹が描かれていたり、虹がとても愛されているんですね。
特に、夜の虹は昼の虹より遭遇率が低いこともあり、奇跡の虹「ムーンボウ」と呼ばれます。
ムーンボウを見た人は最高の幸せが訪れる!と言われています。
幸せになれると言われる理由は、ムーンボウが滅多に見れないことに加え、ハワイのある伝説も関係しているようです。
夜の虹(月虹)にまつわるハワイの女神の伝説
昔ハワイに住んでいた、ヒナという美しい月の女神の話です。
ヒナは人間と結婚し、ハワイに住んでいました。
しかし、夫はDVの悩み疲れ、家から逃げ出すことを考えます。
まずは昼間にかかっていた虹の橋を渡って逃げようとしますが、虹の橋は太陽の光で熱く渡ることができませんでした。
仕方なく家に帰ると、また夫のDVです。
もう無理だ。と再び家を飛び出すと、目の前にムーンボウが!
ヒナはムーンボウを渡り月へ逃げることができ、今でも平和に暮らしているそうです。
ムーンボウを見ると、ヒナと同じように願いがかない、幸せが訪れると信じられています。
夜の虹(月虹)と昼の虹の違いとは
昼間に虹が見れるのも、夜に虹が見れるのも仕組みは同じです。
違うのは、太陽の光か、月の光かという点のみ。
昼間は、空気中に漂っている水滴に、太陽の光が屈折や反射をすることで虹はできます。
太陽の光の方が強いので、昼の虹の方が見れる可能性は高いです。
夜の虹(月虹)は家でも楽しむことができる
夜の虹(月虹)は家でも楽しむことができる その1(泡盛)
石垣島のお土産で「月虹」という名前の泡盛があります。
もっているだけで幸せになれそうな、素敵なネーミングですよね!
甘みがあって、とても飲みやすいタイプの泡盛だそうで、石垣島でも人気があるんだとか。
ラベルも雰囲気があっておしゃれ!沖縄のイラストレーター「pokke104さん」の作品だそうです。
夜の虹(月虹)は家でも楽しむことができる その2(自宅用プラネタリウム)
自宅で楽しめるプラネタリウムで「ホームスターリゾート 」というものがあります。
これはハワイをテーマに作られたもので、自宅にいながらハワイの満天の星空を見ることができるものです。
もちろん、月虹も見れます!
実際にハワイに月虹を見に行くのは大変ですが、これなら自宅で手軽に楽しむことができます。
プラネタリウムが自宅にあれば、日々の疲れも癒せそうですね。