

招鳥(おきとり)とは、どのような鳥なのでしょうか?
詳しくは記事に書いてありますのでお読み下さい。
おとり(囮)の由来は招鳥(おきとり)
おとり(囮)の由来は招鳥(おきとり)
おとり(囮)の由来は招鳥(おきとり)です。
招鳥とは、他の鳥を招き寄せるための鳥を意味しています。
招鳥(おきとり)の音が変化し、略されて「おとり(囮)」となったようです。
都市伝説的な2つの由来
おとり(囮)の由来は、招鳥(おきとり)以外にも都市伝説的な由来が2つあります。
雄鳥(おとり) | オスの鳥の意味 |
偽鳥(おそとり) | 野鳥の意味 |
どちらも鳥に関係しています。
招鳥(おきとり)と同じように、音が変化して「おとり」となったと考えられます。
おとり(囮)の語源ともなった鳥の捕獲の方法とは
昔は鳥をおびき寄せて捕獲していた
おとり(囮)の語源ともなった鳥の捕獲方法は「とりもち」を使う方法です。
籠の中に捕獲したい鳥と同じ種類の鳥を入れ、そこから「とりもち」を付けた枝木を出しておきます。
「とりもち」は粘着性のある物質なので、鳥が触れるとくっつき動けなくなってしまいます。
とりもちにくっ付き飛べなくなったら、そっと近づき捕獲するのです。
現在は鳥の捕獲は原則禁止
現在は鳥の捕獲は原則として禁止されています。
野生の鳥は自然のまま保護するべきと考えられているので、許可なく捕獲すると罰せられてしまいます。
おとりに使われていた「デコイ」とは
デコイとは、狩猟でおとりに使わる模型のことで、鴨や鹿が一般的です。
鴨(鳥)のデコイ
鳥のデコイは種類が多く、鴨の他にも鳩・七面鳥などがあります。
樹脂製や木製のものが多いです。
狩猟の時はデコイだけではなく、鳥の声を出す笛も同時に使い鳥を呼び寄せていたようです。
デコイは完成度が高く美術品としても人気があり、インテリアとして使われることが多くなっています。
鹿のデコイ
鹿のデコイは鳥のデコイと比べると大きい為、近年はパネルタイプが使われているようです。
パネルタイプは折りたたんで収納することができるので、持ち運びに便利なんだとか。
樹脂製などに比べると安価な為、人気があるそうです。
おとり(囮)の意味とは
「おとり」はこのような意味の言葉です。
・鳥や獣をおびき寄せるために使う、同種の生物 ・都合よく人を呼び寄せるために使う物や人 |
スポーツで作戦を練る時などに使われたりしますが、日常で使われることは少ないのではないでしょうか。
おとりの漢字
おとりの漢字は「囮」が一般的ですが、「蝶鳥」と書くこともあるようです。
おとりとサクラは同じ意味
サクラの意味
「サクラ」は「偽客」のことで、このような意味の言葉です。
・客のふりをしてイベントを盛り上げ、他の客をおびき寄せる ・商品の売れ行きがいいような雰囲気を作り、人を呼び寄せる |
おとりとサクラは同じ意味
使い方は少し異なりますが、サクラもおとりも同じような意味を持っています。
辞書で「サクラ」を調べると、括弧書きで(おとり)と書かれています。
おとりと意味が似ているもの・類義語・類語
捨て石(すていし)
「捨て石」は、このような意味の言葉です。
・大きな目的の為に無駄な事を行ったり、犠牲になったりすること ・道端などにある石 ・囲碁の用語 |
「大きな目的の為に無駄な事を行ったり、犠牲になったりすること」は「おとり」と意味が似ています。
罠(わな)
「罠」は、このような意味の言葉です。
・鳥や獣を誘い寄せ、捕らえる仕掛け ・人を騙して陥れる為の策略 |
騙して誘い寄せる意味が「おとり」に似ています。
好餌(こうじ)
「好餌」は、このような意味の言葉です。
・人を誘い寄せる都合のいい手段 ・他人の利益や欲望の犠牲になりやすいもの |
都合よく人を誘い寄せるという意味が「おとり」に似ています。
おとり捜査とは
おとり捜査とは
おとり捜査とは、犯罪を誘発して逮捕することです。
「おとり捜査」という刑事ドラマがありましたが、実際には、積極的に使われる捜査方法ではないようです。
逆にアメリカでは、おとり捜査は頻繁に使われる捜査方法のようです。
おとり捜査を英語にすると
英語でおとり捜査はこのように表されます。
・sting ・sting operation |
The police set up a sting. 「警察はおとり捜査は仕組んだ」 |
おとり(囮)の英語とは
おとりを英語で表すと「decoy(デコイ)」となります。
サクラ・好餌も同じで、英語にすると「decoy(デコイ)」となります。
おとり(囮)のフランス語とは
おとりをフランス語で表すと「leurre(ルアー)」となります。